著者 からの投稿 F+編集長

F+編集長

1522 投稿 0 コメント

ジェレミー初優勝

> ちょっと遅くなりましたが、朝っぱらからジェレミー・フローレスとか言われても困るでしょ。だから数時間かけて、ランチ、ビールを先にやらせていただきました。 2010年パイプマスターはヨーロピアン初の優勝、しかも彼自身もワールトツアー初優勝のジェレミー・フローレス。2位がキーラン・ペロウ。どっちも初のパイプファイナル、初のWTファイナル。 クオーターファイナルに残った8人の中の組み合わせで最も地味な感じになったけど、これは想定内だったな。今さらだけど、実は昨日、順当ならケリー……のあとに大穴ならこのふたりを書こうとして、それはあまりにも偏りすぎなのか? と思ってやめといたんだよ、オバサンももうカドの取れた大人だから。う~ん、子供でいればよかった。 でもね、こう転ぶ可能性は大いにあった。なぜなら、ラウンドワンからこのふたりは、ずっと妙な波運を持っていて、波数が少なくなれば少なくなるほど、いい波は確実に彼らの元に入ってたし、ラストセカンドでの逆転とか続いてたから。 今日のファイナルは、彼らの後ろについてる神様同士の、どっちの神通力が強いかの争い。最初にペースセットしたのはキーランで、終盤までリード。あぁ、キーランがルーク・イーガンとかパーコちゃんに担がれて上がってくるんだな、と思っていたら、ジェレミーに目が覚めるような波が入って、きっちりそれをメイクしての逆転勝利。ジェレミーについてた神様の勝ちだった。 ケリーが担ぐほうにいるって、珍しい。写真の左隅に写ってるでしょ。 セミで最後にジェレミーに逆転勝ちされたケリー。残り3分ぐらいでプライオリティを握って、ジェレミーに必要だったのは確か7.67。普通ならこれ、確実にもう試合終了モード。ケリー相手にパイプでこのシチュエーションに追い込まれたらノーチャンスだ。 あれだけ詰めのしっかりしているケリーが、終盤に入ってきた波をインサイドにいたジェレミーに乗らせる。でも乗らせた時点では、その波はジェレミーが逆転に必要だった7.67には程遠く、6点台の波。だからミスともいえないミスなんだけど、その6点の波をハイセブンに持っていったのがジェレミーの執念というか、なんと言うか……これはいつもならケリーのほうがやるパターンだ。 サイズは小さかったけど、あそこまでしつこくチューブに入っていられると、ハイセブン出したくなっちゃうよな。ビーチ大騒ぎだったし。ケリーは笑顔で(これは見えた)ラインナップに戻ってくるジェレミーに、いったいあの波で何したんだよ、って聞いてた(と思う)。 ま、反対に転がればファイナルはケリー対デーン・レイノルズってのもあったわけだけど、今回は穴へ穴へ。でも、これでヨーロッパのサーフィン業界に弾みがついたな。 ジョーディの優勝で南アフリカに弾みつくし、ジェレミーの優勝でヨーロッパに弾みつくし、いいなぁ、みんな。日本ってどうなっちゃうんだろう。 トリプルクラウンはクオーターファイナルでエイドリアン・バッカンがケリーに負けた時点でパーコちゃんに。3年連続のタイトル。ま、本人はここで1ヒートも勝ってないのに、ってぼやいてたけど。 時はまだ朝9時前。ちょうど私の座っている真後ろの家にパーコちゃんがいたわけだけど、コーヒーとシャンペンのチャンポンってどうなの? 詳しいコンテストレポートやパイプフォトギャラリーは、近日中にF+サイトのニュース、およびギャラリーにアップしますので、チェックよろしく。

ケリー安定、ステトリプルクラウン

予定通りの水曜日。予報はダウングレードされたけど、実際の波は、思っていたよりでかくて、4フィートとか? スウェルがどんどん入ってくるようになれば時々6フィートセットとか入って、美しいな、ハワイはやっぱり。 白砂のビーチに落ちるヤシの木の影、そしてその向こうにはエメラルドグリーンのパーフェクトウエイブ、順光バキバキ。 特に今年のパイプは砂がまだたくさんたまってて、座るとあまりよく見えないもんだから、みんな波打ち際に立って観戦。いつもならビーチを埋め尽くすギャラリーでヤシの木の影もなかなかきれいに見えないんだけど、今年はみんな波打ち際にラインナップで、ゴールドコーストみたいな絵ズラになってる。だから空っぽの砂浜に美しい影なわけよ。 で、今日は入り始めのスウェルからきっちりフルに使って、デュアルヒートも使って超ロングデー。ラウンド3、4、5、そして女子のトリプルクラウン決定戦が行われた。 そうねぇ、やっぱテクニカル的にはケリーだね。安定感が全く違うし。 ほとんどがバックドアの波だったんだけど、時折パイプもきて、それ全く逃さなかったからな。 今大会初めての10点満点は、ケリーのあまりにもクリーンでケチのつけようの無いバックドア。そんなに深さは感じなかったけど、パックリ開いた波だった。ジャッジ全員10点のパーフェクトテン。10点は今のところまだこれ1本だと思う。 ケリーが何でひとりだけ黄色ゼッケンなのかというと、ワールドランキング(共通ランキング)の現在1位の選手は黄色をつけることになったのよ。 新しいシステムは、こういうディテールとかの部分でまだまだ変更や改良があると思う。 さて、本日のドラマの幕開けは、ラウンド3のダスティ・ペイン。2度もコンビネーションに追い込まれながら、ホーンとほぼ同時にテイクオフしたバックドアバレルで9.87、ファニングに逆転勝ちしてリクオリファイを決めた。しかしその後、ラウンド5でキーラン・ペロウに劇的な逆転を食らうことになる。途中で板を折ったりして、9.67が必要なところまで追い込まれたキーランがラストのセットにテイクオフ。もうその波は入ってきたときに、これしかないでしょ、って波だった。クリーンなドでかいバックドアのスタンディングバレルをきっちりメイク。これに9.90がついてキーランの逆転勝ち。 でもね、実はその後キーラン、車のカギ無くしてビーチに探しに来たりしてて、う~ん、やっぱ世の中バランスなのよね、と思った。 本日の最終ヒートは女子のトリプルクラウン決定戦。女子はハレイワとサンセットの2試合しかなかったので、そのトータルポイントの上位4人でパイプでトリプルクラウンの座を決めることになっていた。女子初めてのパイプの試合。 これはもうステファニー・ギルモアの独壇場。今日のバックドアの波をコントロールできているのはステファニーだけだったように見えた。ヒート終了後、16歳のタイラー・ライト(オウエンの妹)もバックドアを抜けけど、時すでに遅し。タイトルはステファニーに。 明日このスウェルの残りが少しでもあれば、ファイナルまでやってしまうと思う。その可能性高し。

アンディギャラリー完結

> 連日のキャンセルのおかげで、アンディ2008アップ完了。これで一応アンディのフ ォトギャラリーすべてアップ完了。1995年から2010年まで、200枚以上の写真が上がってます。年代ごとに分けてあるけど、日本での思い出のある人も多いはず。 すべてではないけど、ワタシが撮影してきた15年にわたるアンディコレクションです。懐かしんでください。 なんかね、近年、ケリーの第2次ピークが来てからいいところがなかったアンディだったね。ま、そのケリーを2度目のピークに押し上げたのが、アンディなんだけど。 特にこの2008年っていう年は本当にケリー一色の年で、ワタシが行った試合はすべてケリーが優勝という、なんともそんなこともあるんだ、みたいな年だった。 年間11戦中半分以上の6勝だもんな、表彰式の写真、ケリーしかないし(笑)。 ま、アンディがちょっと休みたくなるというか、仕切りなおしたくなる気持ちもわからないではないな。 2006年ケリーV8、2007年ファニング初タイトル、2008年ケリーV9、2009年ファニングV2、2010年ケリーV10と5年間ワールドタイトルをこのふたりでずっと取ってたんだな、と今さらながらに思った。アンディ、ケリーってのは、ONとか若貴とかみたいな(古くてすみません)2大巨頭のはずなんだけど、記録をさらってみれば実はこの5年間、ファニング、ケリーだったりして。 ま、その前のV3の頃のアンディの印象があまりにも強いんだろうな。それに個性の強い選手だし。でも結局は、最初にどん底に落とされたケリーが這い上がってきて、アンディが這い上がろうともがいているうちに命を落としてしまうって、なんか皮肉というか、運命のいたずらというか……ま、どっちにしてもこの10年のサーフィンを引っ張って来たのはこのふたりということに疑問をさしはさむ余地はないんだけどね。 試合は明日だと思うけど、予報がなんかちょっと弱腰になってきていて、なんともいえない。頭ぐらいでやるっていうならオンなんじゃないのかな。週末の大きいスウェルを待つと、雨だったりするようだし。どっちにしても今シーズンのパイプマスターズは、最後までいい波には恵まれないような予報が出てます。

アンディギャラリー連日アップ

今日もオフ。 今日はドリアン一家とおうちでスシナイトの予定。 アンディ2007年もアップしました。連日更新。頑張ってるな、ワタシ。 でも今回のハワイはけっこうボケボケしてて、忘れ物の嵐なのよね。 何が一番すごかったかって、レンタカー借りるの忘れてましたから。 なんか、前回のおフランスのときに、成田においておく車の駐車場(クラウンパーキングをご愛用)も段取りしたし、チケットも一緒に手配しちゃったので、なんか、すべて終わってるような気になってたわけよ。 で、夜の飛行機だし、余裕で当日に支度すればいいじゃん、なんて思ってて、とにかくF+関連で、オバサンはハゲが出来るほど追い込まれてるので、旅の準備はすべて当日だったのね。 出発の朝、布団の中でシュミレーション。う~ん、これから支度して成田いくじゃ~ん、車クラウンのオネェサンにあずけるじゃ~ん、飛行機のるじゃ~ん、あぁ、そうだ、空港であれ買って、これ買って……ホノルル着くじゃ~ん、イミグレ通って……あ、レンタカー借りて無いじゃん。みたいな。 もうね、ハワイは高いんですよ、レンタカー。普通の弾丸ツアーみたいに1週間とかならいいけど、3週間近くになると、けっこうな金額になるわけで、一瞬パニック。御用達のトラベルエージェント、アイランズブルーが開くのを待って、即電話。正子ちゃんに泣きつき。 正子ちゃんはワタシが湘南ガールだった頃からのお付き合いです。 しかしな、いまやインターネット時代ですごいな。メールでPDFバウチャーゲット、プリントアウトして、当日で間に合っちゃったもん。なんとかオッケーでした。アイランズブルーのレンタカー(アラモ保険つき)、安いですよ、マジで。特に長期はオススメ。ただ、現地で頼みもしないのに勝手にロードサービスとか、ガソリン空返却オッケーとか、つけられちゃうことが多いので、そこはきっちり契約書と払う金額(バウチャーは日本払いなので、現地ではタックス等のみ支払い)を確認しないとだまされるけど。 今回も何もオプショナル契約はしないって言ったのに、ちゃっかりロードサービスが1日4ドルぐらいで付いてたし。1週間なら30ドルぐらいだけど、3週間になればタックス込みで100ドル近いからね。で、いらないってのに、断るとなるとつべこべ言うやつがいるのよ、ホノルルのアラモ。すごい感じ悪い人いるよ、女で。 でね、到着して発覚した忘れ物は、flow036を持ってくるの忘れました。それから、薬とかツメきりとか鏡とか、はさみとか、何でも出てくる旅の魔法の小袋、袋ごとすっかり忘れました。 なんかね、慣れるって、ヤバいな。 でも最低パスポートと免許証、クレジットカードがあれば、海外旅行は何とかなるわけだけど。

アンディ2006よろしく

ようやく晴れたんだけど、波のない日々が続きます。 試合はキャンセル。アンディのセレモニーもキャンセル。 たぶん、みんなが集まるときにやろうって話なんだと思う。朝、キャンセルが決まっちゃえば、みんな週末だからそれぞれに予定が出来るだろうしね。 昨日あたりはラニアケアとかすごく良かったみたいで、シェーンもケリーといっしょにどこかへサーフィンに出かけてました。 そう、パイプだけがダメな感じ? スウェルディレクションが合わないって、ホント、すごいな。 私は1日お仕事。アンディ2006年ギャラリー、アップしました。 F+Digital→ギャラリーでよろしく。 あと2007、2008でとりあえずアンディギャラリーも終了するな。このオフの間に何とかやっつけちゃおうと思ってます。おたのしみに。 昨日はシェーンのお母さんと息子がビッグアイランドから来て、ドリアン一家勢ぞろい。シェーン、リサ夫妻に息子のジャクソン、妹のチャーリー、そしておばぁちゃんのスージー。せっかくだからみんなで家族写真撮らせてもらって、シェーンにインタビューもさせてもらいました。ま、ここまでのシェーンのサーフィンキャリアの成功のコツみたいな話が中心。 プロを目ざす日本の若者は、耳かっぽじって良くお聞き、って内容だな。甘えんじゃないよ、みたいな。日本人サーファーの甘えぶりは、すでに外人サーファーにはバレバレでしたね。あぁ、恐ろしい。ま、雑誌のほうのF+でお楽しみに。 シリーズにしようかな、現オールドスクール、あの頃ニュースクール。flowな人たち黄金世代インタビューシリーズ。ロブとパット、シェーンが終わってるから、後テイラー、ケリー、ロスとかでコンプリートでしょ、モーメンタム世代は。それはそれで、同窓会っぽくて楽しいもんな、私としては。

パイプの初日ハイライト

> 昨日の夜中、すごかったな、雨と風と雷。 ウチの真横ぐらいに落ちたんじゃないかな。家が揺れたし、ものすごい音だったし。 もちろん目が覚めちゃったし、あんな音聞いたこと無いよ。ゴロゴロ、とかバリバリとかってんじゃなくて、大砲みたいにドンだから。 で、まぁもう朝からどうしようもない天気で、寒いし。ハワイとは思えない寒さ。 これは試合があっても家にいよう、みたいな天気。 幸いと言うか予定通りというか、今日も試合はオフ。 でも上のナビバーからF+サイトのDIGITAL→VIDEOと飛んでいただければ、シェイ・ロペスがご案内するパイプマスターズday1 ハイライトシーン集を日本語字幕つきでお届けしています。 実はF+サイト、プレオープンとはいえ、なんかいろいろニュースがあって、チョコチョコ更新されてます。ぼやぼやしてるとついて来れないよ。 なんかね、月刊誌よろしく、月に1回ぐらい更新すればいいかな、なんて思ってたんだけど、始めてみると、結局週イチとかで更新することになるのよね。せっかくネタ持ってるのに置いておくのも、なんか気になるし…… おいおい、話違うじゃん、って感じ。 あと、リンクするの忘れてたけど、ASPのサイトにも別ネタ上がってます。 昨日の夕方、シェーンが娘とビーチに散歩に出て、とてつもなくでかいハワイアンシールが砂浜で休んでいるのを発見して来ました。 3メーターぐらいあったんじゃん。 カメは良くこのあたりにいるけど、シールは初めて。けっこうこの人たちはアグレッシブで、不用意に近づいてはいけないらしい。必要以上に近づくと攻撃してくるんだそうだ。なので、みんなで遠巻きにご挨拶。確かにちょっと声を出したりするとギロリとガンとばすし。明日はコンテストがオフでも、10時からアンディの最後のパドルアウトセレモニーがパイプである予定。

しばらくストーム入るようだよ

昨日の夜中とかに雨が降ったりして、なんかこんな日にコンテストってのもいやだなぁ、と思ってたんだけど、オフ。あ~よかった。 雨のコンテストでパイプみたいに逃げ場の無いところってのは困るのよね。 この先しばらく、少なくとも今週中はなんとなく今イッチョで天気も今イッチョ。シェーンいわく、コンテストピリオドの最後のほうに小さいウエストスウェルが入るから、そこでやるんじゃないの? と言ってた。ってことは、ずっと待ち? 毎日早起き? それもなんかねぇ。 ま、試合はあと2日で終われるので、待てるんだろうけど、早いとこ正確な情報をつかまないと、この後10日間、毎日早起きの臨戦態勢ってのはつらいじゃん。 昨日試合中の合間を見て、ロプとパットにインタビュー。ロブは負けたすぐ後だったんだけど、快く受けてくれた。 司会進行糟谷修自という、これでもか、のハーレーチームづくし。インタビュー会場がハーレーハウスだったので、そういうことになった。 たまたまその、私がビーチに座ってたのがハーレーハウス前で、久しぶりに糟谷修自大先生に会った。いろいろ話しているうちに、そういえば、ロブとパットにインタビューしようと思っていたんだっけ、と思い出し、ここにまんまともうひとりの役者が現れたわけじゃん、こりゃ、ものすごいタイミングとロケーション。しかも私の真横にはブライアン・ビールマンというカメラマンまで立っていた。 これをバラバラに連絡を取ってそろえようと思ったら、ほぼ無理。大変なことになるので、もう今やっちゃう! 今日、私に神が降りた。みたいな。 久しぶりに話したけど、変わらなかったな。このニュースクールっていう世代、私がツアーを始めた頃からのオリジナルな友人たちのほとんどはもうツアーを離れているので、ハワイぐらいでしか会えないからな。 で、このロブ、パット、修自の豪華ハーレイ尽くし対談は、気心の知れた同士の会話なので冗談が多すぎて、パットは途中でインタビューからキックアウト、ちっともまとまらず、記事なるのかどうかも危うい感じだけど、みんなの近況やプランぐらいはわかるので、ま、何とかなるかな。あの、バラバラなノリが伝われば、笑ってもらえるんじゃないかと思う。3月10日配布予定のF+に掲載なので、お楽しみに。

パイプラインマスターズ、スタート

予定通り始まりました。パイプラインマスターズ・イン・メモリー・オブ・アンディ・アイアンズ。 波は6フィートぐらい。パイプまったくナシのバックドア勝負。 移動出来ればオフザウォール、いやロックパイルのほうかいいかも、みたいな。 朝のうちはクリーンでチューブもあり、やっぱハワイきれいだよなぁ、な感じだったんだけど、午後から風が入り始め、なんかどうなの、これ、みたいな。 スウェルディレクションは合ってないし、砂はまだまだどっさりたまってて、どうにもこうにも。 でも今日がベストデーになるかも知れない。それぐらい、コンテストピリオド中のこの先の予報は悪い。風が合わないし天気も悪い。このスウェルで出来るだけやりたいと言うか、もしかしたらあっという間に金曜日には終わってしまうかもしれない。いや、ランディは終わらせたいんだな、きっと。出来るうちにやっちゃいたいんだと思う。 12人のワイルドカードを加えた48人フォーマットはサドンデス。上位12人はラウンド3からスタート、その下12人がラウンド2から、そしてその下の12人とワイルドカードがラウンド1を戦う。で、それをデュアルヒートで進行しているので、今日はラウンド1とラウンド2を消化した。 うーん、今日一番のアップセットは残念ながら我がルームメイト、シェーン・ドリアン。 ものすごいアンダースコア。ありえないぐらい。軽めのチューブではあったけど、彼が逆転に必要だった5.7は間違いなくクリア。ミニマム6点で、どこまで点くれるのかな、と思っていたら、なんと5.5しか出なかった。あれはないな。周りにいたみんなが、え~~~?? だったもん。どういう判断したらあのポイントになるのか、ってぐらいありえなかった。 で、いつもなら帰るとすでに荷造り中だったりするんだけど、今年はウェブのコメンテイターのお仕事があるので、少なくとも最終日まではいる様子。 あと、ロブ・マチャドがテイラー・ノックスにラウンド2で負けた。残念。 そうそう、アンディの子供は今日誕生でした。午前中に帝王切開手術終了、母子ともに健康。8.35ポンドの男の子は、アンディ・アクセル・アイアンズと命名された。 ブルースはその誕生のためにカウアイに帰り、無事誕生したのを確認してから、知り合いのプライベートセスナで会場入り。ヒートに間に合わせた。 ヒート前に沖でアンディの灰を海にまいたんだって。でも試合ではまったくいい波にのれずに負けてしまった。 明日もたぶんオン。ラウンド3ではケリー対ジョン・ジョン・フローレンスなんて組み合わせもある。そこから先は新しいフォーマットどおりでラウンド5で敗者復活があるパターン。なんか、来た日からずっとバタバタ。

ハワイは、いろいろ

は~い、わいは~、わいは~。 昨日の朝ついて、いきなりその晩のサーファーポール2010の表彰パーティで、目が真っ赤。式が終わるやいなや逃げるように帰ってきたんだけど、それでも11時半。あのさ、もっと早くからはじめようよ。 ま、最近ノースでこの手のパーティは無かったから、ものすごい人で盛り上がってたけどね。 F+サイトのニュース、およびギャラリーにすでにアップしているのでそちらで楽しんで下さい。 もうね、ウェブサイトってさ、最低だったね、始めてみたら。だってさ、ブログがそうであるように、何かあれば毎日が締め切り。しかもこのぐらいのイベントものになれば、ニュース、ギャラリー、そしてブログとトリプルでお仕事になるじゃん。 ふ~~~~、ってこのぼやきは生涯続くんだろうか。いつになったら人をアゴで使って左団扇でダラダラ出来るんだろうか。 早く私のかわりが現れないと、私死ぬし。コピーロボット買えないかしら。 ま、ここは個人的なブログなので、個人的な印象中心に行くと、どうやら今シーズンのハワイではアンディの話はタブーと言うか、友人同士では、みんなしないな。 もちろん私もみんなもアンディの事は知ってるわけで、お互いに知ってると言う認識の上で話をするんだけど、シェーンもタジもパーコちゃんも、みんなアンディのアの字も言わない感じ? その話になるのはよっぽど親しい友人か、遠いか両極端。ツアー仲間のレベルでは、禁句じゃないけど、お互いに出方をうかがって、気を使って、結局最後まで話題にしない、みたいな感じ。妙なバイブス。 ブルースは、ボクの兄貴はホラ、ひゅ~ひゅ~、みたいなパーティが好きだったから、みんなも楽しんで、みたいなことを昨晩は言ってたけど、それはそれで思い出してみんな悲しい感じ? アンディの残した子供は今週の土曜日に生まれるんだよ。帝王切開みたいだから、もう決まってるの。男の子。もちろん名前はアンドリュー、つまりアンディそして、その日にパイプでアンディのセレモニーが予定されてる。 試合は明日スタート。波きてるもんで……

サーファーポール2010

昨晩、現地時間12月6日の夜、私その朝ついたばっかりなのに、いきなりパーティ。サーファーポール2010。これは1960年に創刊したアメリカのサーファーマガジンという歴史あるサーフィン雑誌があるんだけど、そこが毎年やってる読者投票の表彰パーティ。サーファーだけじゃなくて、ビデオとかベストパフォーマンスとか、いろいろな表彰項目がある。普段はこのパーティは9月のトラッスルズの大会期間中にアナハイムであって、ライバル誌のイベントにノコノコ行くのも間抜けだし(あれ、もしかしたら同じ土俵ですらないー)、実際問題ちょっと面倒で行く気になれなかったんだけど、今年はここハワイに場所を移してやることになったので、行ってみた。受賞選手は当然読者投票なので、人気選手ばかり。ノミネートされている人々も来るのでそりゃね、豪華メンバーせいぞろいということになる。もうね、ものすごい人。アナハイムのときは業界人がたくさんいるけど、ここにはサーファーがたくさん集まってる時期なので、なんか、やたら懐かしいメンバーに会って、いろいろおしゃべりして楽しかったな。ロス・ウイリアムス、マティ・リウ、カラニ・ロブなど、ツアーにはほとんど顔を出さない往年のツアラーのハワイアンたちもみんないたなぁ。以前はASPのファイナルバンケットが最終戦のあとにハワイであったんだけど、今は初戦の前にゴールドコーストでやることになったから、このハワイでこういうでかいパーティがあるのも久しぶりのことになる。アンディのこともあるし、ケリーのV10ってこともあるし、当然中に入るのは狭き門。クローズドのインビテーションオンリーだったけど、会場内は立ち見もいっぱい出るぐらいの混みようだった。サーファーマガジンが作ったアンディのトリビュートムービーに会場内はスタンディングオベーション。これはそのうちvideoコーナーにアップできると思うのでお楽しみに。そうねぇ、印象に残ったスピーチはブルースとデーンー デーン・レイノルズってホント天然というか、シェーン・ドリアンいわく、アメリカのオッキーだという。酔ってしゃべってると、本人はちっともウケを狙ってるわけではなく、大真面目なのに、はたから見てるとそれが死ぬほど笑える、みたいな人、いるじゃん時々。まさにあれ。ホント、えっとー、えっとー、ではじまって、最初の言葉がシット! だから。日本で言ういけないお言葉、SワードFワード全開で、もう放送ならピーの鳴りっぱなし。笑ったなぁ、マジで。ちょうど隣のテーブルにジュリアン・ウイルソンなんかと座ってたんだけど、出番が近づくにつれて、かなりのピッチで飲んでたもんな。その後もちろん人気投票一番のケリーも、いろんなこといってたけど、来年はみんなデーンに投票しようね。だって、デーンが1位になった時のスピーチ聞きたいでしょ、と言って笑ってた。司会はサル・マサケラとフレッド・パタッチア。サルは本職みたいなものだからいいとして、フレッド、上手かったな。外人サーファーってコメンテートとか司会とか、みんなできるよね。はじまったのが9時過ぎで、終わったのは11時過ぎ、その後はクレイジーに酔う人続出なので(いつものこと)、とっとと撤収してきました。巻き込まれるのは得策ではないので。結果は以下の通り。受賞者の写真はギャラリーで。男子の部1. ケリー・スレーター2. デーン・レイノルズ3. ジョーディ・スミス4. ミック・ファニング5. タジ・バロウ6. アンディ・アイアンズ7. ロブ・マチャド8. ジョエル・パーキンソン9. ジュリアン・ウイルソン10. オウエン・ライトWOMEN1....