著者 からの投稿 F+編集長

F+編集長

1607 投稿 0 コメント

しょうがない、ってすごいみたい

こまっちゃったね、巨大地震。 原発もどうなるのかな。うちのしだれ梅は開花宣言だけど。 って、もうすでにこのトーンが海外の人々とだいぶ違うって話をしようと思うのよ。 実はこの地震のニュースは世界中でかなりドラマチックに報道されているようで、あれから私のところには世界中のいろんな友人からのメールがひっきりなしで、K様もご心配なさって、募金しよう、とかいろいろ声かけしてくれてる。 ありがたい限りだけど、当事者というか当事国の国民としては、ちょっとすごい温度差というか、なんかもう明日にでも飛行機に乗って逃げてこいぐらいなトーンなわけよ、みんな。 でもね、現実は外房線動いてないし、ガソリン買えないから空港いけないし。 世界中が日本に向けて動いているというか、世界中の人たちが心配してくれてるにもかかわらず、被災者以外の近隣の私たちは、会社に行けないぐらいで、普通に締め切りとかあって、生死に関係のないサーフィンの本とか作ってるわけよ。 ちょうど私もひとつ締め切りでそんな話をしてたら、こんなときに何やってんだバカモノぐらいな感じでアメリカの友人にしかられた。そんな遠くでしかられてもね。 大丈夫か、何か助けられることはないか、ってメールが友人やサーファーやメディア関係者や、はてはいつも泊まってるモーテルのオーナーからきたりして、ありがたい限りです。 そんな中でひとりが、テレビで見ていてとても印象的だったのは、日本人の被災者やそこに出てくる人たちが、誰も怒ってないということ。みんな落ち着いて、自分たちの出来ることを淡々とやってる。それはとても驚きだ。といっていた。 だって、こんなときに怒ったところで何も始まらないでしょ、地震は誰のせいでもないし、ってのが日本人として普通なわけだけど、アメリカならね、暴動になってもおかしくないって思うそうだよ。 「しょうがない」ってね、この言葉こそが今日本中のみんなが思ってることだと思う。しょうがない、でもどうしよう、なるようになるしかならない、そんなあきらめの心境。これがね、アメリカ人とかオーストラリア人とかはあまり思い浮かばないようなのだな。国民性ってやつかもしれないけど、もしかしたら、これが日本人がWTにいないひとつの原因なんだろうな、と思った。あきらめがはやい。 怒るというのは、まず現状を受け入れずに対峙して、なんとか打開しようとする感情。しょうがない、はまず現状を受け入れちゃって、じゃ、どうすればいいかの解決策を探る感情。 なにが何でも打ちのめして先に進むか、立ち向かわずに迂回するか。そんな差があるんだと思う。日本人は迂回するよね。なかなか立ち向かわない。 折からオーストラリアでスターの試合やってるけど、日本人選手は残ってコンテストで頑張ってる、みたいなレポートが来てた。かなり深刻な感じに書いてあったけど、現場の選手たちは、しょうがないと思ってるんだと思う。 ま、蓮舫大臣みたいに役者がかって悲惨を演じなくてもいいけど、こんなときだからこそ頑張ってね。 ところでさ、あの政府の人たち、こんなときばっかり作業服みたいの着ちゃって、イラッとしませんか? 普段からずっとあれ着てれば、スーツ代とか使わなくてすむのに。

帰宅難民でした

まだ揺れてるけど、なんかもうなれた感じじゃないですか? 震度4ぐらいじゃびっくりしなくなってるし。 私はあの時ちょうど辻堂のライズシステムという会社でのミーティングに向かう途中で、F+ユニットのHUと一緒でした。電車を下りて歩いていたんだけど、もう外にいてもたってられないほどの揺れって初めてだったな。周りのビルみんな揺れてるの見えたし。 無事着いても余震が凄くてずっと揺れてる感じで、フィジーのボートの上みたいで船酔い。 で、結局東海道線が動かないので、辻堂泊。周囲には知り合いもたくさんいるのだけど、なんせケータイがつながらないので連絡も取れず、周辺のホテルを片っ端から当たったけどすべて満室。 最終的には女ふたりで湘南ベイホテルだっけ、そんな名前のラブホに泊まりました。海近くなので、最上階がいいと人がいうので、最上階の一室に泊まったけど、お外のデッキにジャグジーついてたな。 最近のラブホって凄いんだね。そこは冷蔵庫、電子レンジ、湯沸しポット完備。風呂広いし、風呂の中でテレビ見れるし、アメニティはシャンプーコンディショナーから化粧水、美容液、メイクアップベースまで完璧で、都内の高めのシティホテルより充実。 カラオケつきだし、至れり尽くせり。 当然事前にコンビニでビールもワインもごっそり買い込んでいったので、不謹慎ながらも家具の移動をしてやけ酒準備完了、ニュースを見ながら宴会状態でした。ただ、その時点ですでにどこのコンビにでも水や弁当系は品不足だったな。 で、翌朝。ようやく動きだした電車に乗って東京へ。 部屋を出るときに、昨夜の残りの水やスナックなどを袋に入れて、これが今日の私たちのサバイバルフード、などと冗談を言いながら出たのだけど、実際にはそれが本当になった。 辻堂から東京駅まで東海道線は2時間以上かかり、昨日から東京駅地下駐車場に止めっぱなしのマイカーを出すのに9000円!! 係りのおじさん、帰宅難民に情け無用。 HUは新橋から都内の自宅に帰ったけど、私は東京駅で同じく帰宅難民のショウコちゃんと合流。千葉方面はまったく電車がダメなので、ふたりで車で帰ることに。しかし、千葉方面に向かう通常のルートはすべてアウト。みんなが殺到した国道6号、14号などは恐ろしいぐらいの大渋滞。30分間1ミリも動かないから。 結局ね、どこかで橋を渡らなくちゃだから、裏道も何もどうしようもないわけよ。 で、東京駅から江戸川まで7時間とかだから。 朝11時ぐらいに出て、8時間で移動した距離が15キロとかですから。もうね、その間サバイバルフードのお世話になりっぱなし。 基本私は車に乗ってるときはAMラジオ派。しかもAM1242ニッポン放送。 あのね、今回思ったけど、ラジオだね、こういうときはやっぱり。 インターネットやツイッターはガセネタが多すぎ。信用できない。テレビはいたずらに被害の甚大さをドラマチックに伝えるだけで、必要な情報が遅い。どちらかというと安全なお茶の間向けのエンターテインメントに走りすぎ。 ラジオは逐一交通情報を流してくれて、大助かり。そのおかげで夜になって東関東自動車道が一部を残して通行止め解除になったのを知り、即座にユーターンしてそっちで帰ってきた。だって、夜7時過ぎてもまだ千葉県内に入ってなかったから。 途中美浜区のあたり、TDL近くを通ったけど、道路のあちこちに亀裂が入り、液状化現象で泥だらけだったな。 そこからは1時間ちょっとで我が家までついたけど、一宮川周辺は津波に襲われたみたいで、道路に砂やゴミが上がってたね。 幸いうちはネコがヒマこいていたずらしたぐらい(ベッドの上に食器洗いスポンジがあるとか)で、そのほかの被害は一切なし。津波も松林まででうちには来なかったようだ。

雑誌F+創刊!

2011年3月10日、雑誌F+創刊しました!!! なんだかみんなウェブだけになったと勝手に思っているようですが、おっとどっこい、F+は雑誌も出ます。しかも年に4回、フリーペーパー。3月6月9月12月の各10日は雑誌F+の日でございますわよ。flowと同じように、いろんなお店でもらってください。もらい逃した人は、4月11日以降の有料会員募集スタートのさいに早期に入会していただければ、もれなく創刊号は手に出来ますので、ご安心を。それに伴ってF+サイトも会員向けの限定サービスとして変身していきます。まずは今までお楽しみいただいていたF+サイトですが、2011年4月10日をもって一部を除きクローズします。ブログ、マーケット、インフォメーション等は引き続きお楽しみいただけますが、ニュースやビデオ、ギャラリーなどは会員専用のエリアになります。また、このクローズと同時に会員同士の情報交換ルームになるカフェのコーナーがオープンします。もちろんそこにはF+ユニットの面々も参加します。サーフィン好き、F+好きのみんなが楽しく情報交換できる、業界初のネットワークサービスです。F+独自のネットワークからのとっておきの情報は、まずそこから発信されるスペシャルスペースになると思います。3月20日からF+ユニットによるカフェのデモンストレーションが始まります。この中はこんな感じで楽しめるといったことがわかるように、うちわで盛り上がってデモをお見せしますので、会員になって自分がその会話に入ることを想像して楽しんでください。残念ですが4月10日までは見るだけ。のぞき放題。数々の特典のついた有料会員募集は4月11日からスタートする予定です。細かいことが決まり次第、随時このF+サイトお知らせしますので、よろしくお願いします。

T様居残り。私は帰るよ

なんかね、昨日よりいい感じ。週末に向けて、グランドスウェルが入るらしく、それがけっこういい予報なので、T様いのこと。私はとっとと帰ります。下はタジ。

ケリー優勝、タジ2位

う~ん、結局K様だったか。 優勝ケリー、2位タジ、3位ジョーディ、ティアゴ。 順当のタジ、ケリー。セミはふたりともぶっちぎりで勝ち上がり。 勢いはタジだったんだけど、波がなぁ……ああいうクソ波というか難しいコンディションになると、ヒート運びのうまいK様だな。 さっさと2本まとめて、タジが必要だったのが7.2とかだったかな。で最後にいいのに乗っていいセン行ったかなと思ったんだけど、7.1とか、わずかに足りず。どっち道その前後にケリーも乗ってたので、最終的にはもっとはなれてたかもしれないけどね。 でもそのポイントコールもなかなか出なくて、ウイナーのコール出たのは終了のホーンが鳴ってから。ま、なんかその辺も違う意味でエキサイティングだった。 これから写真見ながらいろいろ考えて、分析してみるよ。 K様、39歳にしてまだまだ勝てるし、今年のタジは一味違うし。 詳しいレポートは後日あげるから(帰ってから、気が向いたときにね~)F+ニュースで。

アクションありチューブありのいい波

朝クオーターの4ヒートが終わった時点で数時間のブレイク。潮待ち。 1時再スタート予定。このまま終わろうと思えば終われたけど、止めるあたりがね、ロッド・ブルックスだな。さすが。こういう贅沢な決断というか、ここまで波質の最もいいところで、ということにこだわるあたりはね、ロッドの右に出るものはいない。 日本だったら、止めないんだろうな、きっと。早く終わったほうが、関係者一同は何かと便利だし。 で、私にとってはこのブレイクはうれしいわけで、この間を使ってファイナルデーの中間報告。 朝一にベランダで見たより、スタート時のほうがものすごくいい波。特に朝イチのケリーのヒートはいい波に見えた。って言うか、ケリーが上手くて波がそう見えたかも。その割には点低かったけど。 特に1本目のトリプルチューブ。私は朝もはよから、あぁ、今日1本目から9.50だぁ、と思ったけどね。ジャッジは8.73って押さえちゃったもんで、全体のスコアラインの低いこと低いこと。 そうねえ、K様、本日ペースアップって感じかな。 タジはいつもの突然の壊れる感じがなく、なんか集中できてるし、落ち着いてる。すごく自信をもててるように見えるね。 危なっかしいながらも7点台で逆転の連続で勝ち上がってるジョーディ。ま、コンテストはえてしてこういう人や、ティアゴみたいに、あ、こんなところまで勝ってたんだ、って思う人が勝ったりするわけだけど、潮のいい、朝みたいなコンディションだったら、K様ダントツ。うまいなぁ~、と思ってしまうよ、ホント。特にチューブの安定感。出てこない気がしないもんな。 ケリーVSティアゴ、タジVSジョーディ。 順当ならケリーVSタジで、これはどっちでもアリ。勢いはタジ。

メンズファイナルデー

メンズファイナルデー、7時半スタート。 昨日よりなんか波がいい感じ。たのしみ~~~~

Futuresよりロブ・マチャドフィンが登場

常に斬新なアイディアと最新鋭のテクノロジーをフィン創りに反映させ続ける「Futures」。そのFuturesよりスタイルグル、ロブ・マチャドのシグネイチャーフィンがリリース!今回のシグネイチャーモデルには、優れた再生能力と旺盛な成長力を持つとして、環境保護の観点から注目されている竹(BAMBOO)をマテリアルに使用している。 軽量かつ弾力性に富んだカーボンとバンブーからなるこのフィンはVECTOR...

女子はカリッサ。タジ、やばいし

ウイメンズファイナルデー。 優勝カリッサ・ムーア、2位タイラー・ライト、3位ローラ・エネバー、サリー・フィッツギボンス。ステファニーは今シーズン5位スタート。 ここで、ワイルドカードでファイナルに進出したカリッサ・ムーア、今年は堂々WT選手として優勝。しかも今回は持ち前のスナップ、スラッシュ系のマニューバーにパワフルさを加えてかなりパワーアップしている、進化型のカリッサだった。それはすなわち女子のサーフィンがますます進化しているということで、今年は独走だった女王ステファニーも、うかうかしていられないと思う。 いや~、カリッサ。今日一日見てて、見るのが楽しみ、面白いなぁと思うぐらい上手かった。日本に来れば男子の部グラチャンとれるかも。 暴漢に襲われたり、突然の移籍問題などでオフの間ロクな練習が出来なかったのではないかと思われるステファニー。やはりなんとなく元気がないというか、集中できてないというか、らしくないサーフィン。全くいいリズムに乗れずにルーキーのローラ・エネバーに破れ5位。 負けた選手の全体的な傾向は、ワンターンはすごくても全体がまとめられないという感じ。あと、サリー・フィッツギボンス、タイラー・ライトのスタイルが気になるふたりは、個人的にはものすごく点が高いと思う。このふたりのファイナルかもと思ったけど、じゃ、でっちり対決ってタイトルか? とか考えちゃったもんな。私はどうも好きになれないな、あのスタイル。サーフィンってスタイル大事だと思うんだけど……。ま、少なくとも今日のジャッジにはスタイルは関係なかったな。 男子はもうタジの日。あのラウンド5のファーストリップはヤバかったです。うっそでしょ~、みたいな。パーコちゃんはラウンド5で勝ってたのに最後にプライオリティを持ちながら、ジョーディに乗らせちゃうし。あれやって勝たせてはもらえないよな。何で乗らせたんだろ。K様は危ういながらもQFへ。ファイナルデーに照準をあわせたペース配分? とにかく明日、後7ヒートでこの修行というか拷問というかもおしまい。 タジ、スーザの語り継がれるエキサイティングヒートは、後ほど(明日の朝かな~)ASPジャパンのブログで。 カリッサ・ムーア タイラー・ライト タジ・バロウ

カリッサ~

女子のファイナルデー。優勝カリッサ・ムーア、2位タイラー・ライト。 パーコちゃん最後に逆転負け。朝一レポートはサイトのメンテナンスで上げられずだったので、悔しいから今あげとくよ。 詳しくは後ほど