続・ケリーの4.17問題と、サーフィンの演技の採点ルールおさらい

続・ケリーの4.17問題と、サーフィンの演技の採点ルールおさらい

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本日も予定通り、スモールにつきオフ。
シュージ・カスヤ、リーチ6万超え(笑)
修自の写真の拡散目的か、後半のケリーの4.17問題の拡散目的か。よく考えればタイトルがケリーのほうなので、ケリー問題なのかね。合わせ技?
こちらでもそうだけど、あのライディングに関してはいまだに論争の火が消えず。だけどね、今のルールではどんなに10点あげたくてもあげられない。
1本の波の演技の途中で腹ばいになって再び立つっての、日本の試合でもよくみられるけど、マニューバーがちゃんと終わって、パンピングしているうちに波のパワー無くなってもう一度腹ばいになってテイクオフ、というケースは別として、何かのマニューバーで腹ばいにならざるを得ず、あるいは足がボードから離れざるを得ず、ということであれば、その原因になったマニューバーに関しては採点の対象にはならない。
サーフィンの演技はレールから手が離れてスタートする。
ラウンド2のシーバスのインターフェアの瞬間の見極め方がこれだ。なので、基本演技中にレールに手をつかない。じゃ、スーパーマンは? ダブルグラブは? グラブレールは? だけど、それらはどれもランディングの時に板に足の裏がついていることがコンプリートの条件になる。そしてランディングの後はスープの前にしっかり出なくてはならないし、ハイポイントの条件は次のマニューバーにつなげなくちゃならない。
時々フィリッペのシングルエアー、次のマニューバーのないやつにハイポイント出るけど、あれは高さが尋常じゃなかったり、クリアなランディングでもその先の波がスコアできないような波だったりする。
あのケリーのフリップ交じりのエアリバースのような板の動きも、板がどう動いているのか本人がビデオ見てもわからないって言ってるわけで、意図してやったことではないので、革新的な技、と評価するのも無理がある。
ま、見ている人たちにとってはエキサイティングなことで、こういう方向はギャラリーにはわかりやすい魅力。だから論争になるのもよくわかる。でもこれにポイントをあげるなら、5メートルぐらい飛んでダブルグラブで腹ばいランドにもポイント上げなくちゃいけないし、10メートルのバレルから腹ばいで出てきてもポイントあげなくちゃいけなくなってしまう。
ただ、そこどう説明してくれるのかな、と思うのは、パイプなんかの時にバレルの出口でつぶれても3点とかくれるケース。入ってすぐつぶれれば1点以下だけどね。同じインコンプリートマニューバーでも採点し、差を出してるのがバレルライドなんだけど、それはエアーには適用されない。バレルで見えないけど、演技はつぶれる時点まで継続している、という判断なのかね。
ま、どっちにしてもあの4.17に10点はないわけだけど、すごいと思ったのは、あの状況でケリーが瞬時に状況に対応して体が動いてること。たった2秒ぐらいのことですよ、あれ。あのぐちゃぐちゃのスープの中に落ちて、板押さえてテイクオフ、って反応する身体って、なに??
どんなときでも身体の下に板入れたらテイクオフ反応しちゃう感じ? (笑)
派手なリップやエアーでスープの中でレイバック状態とかになることは良くあることだけど、そういうバランスを崩した時でも注意するのは脚の下に板をキープしておくこと、ってみんな言う。とにかく足から板が離れないように。イコール、板に足がついてさえすれば、スープの反動を利用して立つことができるってのが、共通のご意見。
ま、普通はあのスープに入り込んだ時点でどうにもコントロール効かないわけですけど、あそこで体がテイクオフに動くって、すごいよね。
それは間違いなく、何度も何度もスープの中でのぐちゃぐちゃを経験してるって話。それにしてもあの瞬時の状況対応能力って、ケリーならでは。ゾンビ。

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