だいぶ前の話になるけど、男子WCT位は4戦目のブラジルが終了。
なんだかんだ言ってタイトル争いトップは現状ケリー。優勝こそないものの、5位、3位、5位、3位。なんか昨年のファニングみたいなことで、ま、それは一昨年のパーコみたいなことで、ミスター浮き沈みなし。
1位がタジ、3位パーコ。
ケリーと逆で、ミスター凸凹がミシェル・ボレーズとファニング。ミシェルは2コケ、優勝、1コケ、優勝。ファニングは5位、2コケ、優勝、1コケ。浮き沈み激しすぎ。
ボレーズ、一気に来たね。あのタイプの、エアーのない選手がブラジルで優勝するところまで、ジャッジが変わったというか、バレルVSエアーならバレル、って話なのね。本人も言ってたけど、ワンシーズンに2回優勝するとは思ってもいなかった、って……そうね、思ってもいないよね、みんな。あのWCTの中にいてさえ、というか、いるからこそ、ミシェルほどの選手ですら自分に自信が持てないでいるのがとても印象的だった。ここからは自信が持てるだろうから、この先のボレーズには要注意。特にカーヴィング、バレル勝負。
もう一人、2位のコロヘ・アンディーノ。今年初めからコロヘいいよね。ものすごい努力してるんだろうな、と思う。サーフィンがクオリファイした時とまるで違うもん。WQSのサーフィンからWCTのサーフィンにうまく脱皮したと思う。で、今回のファイナル進出、しかもセミでケリーを破って、というのは、ものすごい自信になってると思うし、努力は報われるんだということが実感できてると思う。この先はかなり楽しみ。ようやくガブやジョンジョンにあけられてた距離を縮めたかね。エアーに関してはもともとオハコなので、心配いらないので、あとはミシェルみたいなパワーカーヴですかね。
ま、このブラジルで思ったのは、あんな波でもやっちゃうんだ、ってのと、あんな波でもバレル見つけるんだ、って感じ? 結構ヤバい波だったと思うよ。
後、ケリーとスーザの因縁対決はこの先も楽しみかな、みたいな。
発端は数年前のブラジルのファイナルまでさかのぼるんだろうけど、スーザは絶対にケリーに負けたくないと思ってやってるし、ケリーはここの所ずっとスーザに負けてるので、この辺で借りは返さないと、と思ってるし(はっきりそうコメントしてた)、その辺の泥沼は、はたで見てる分には楽しい。
ま、それでスーザはうまくなってるし、ケリーに対する自信は、現時点ではスーザが一番持ってるんじゃないのかね。
この後6月のフィジーまで、ちょっとあるけど、なんか今シーズンは努力してきた人が花開いてる感じ? タジもね、この辺でいい加減取らないと、ワールドタイトルのないまま引退になっちゃうだろうし……