連休どころではないのだよ

連休どころではないのだよ

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F+編集長つのだゆきのブログ

昨日は誕生日だったんだけど、とんだ誕生日だった。
締切がダブルで引っかかってるのは最初からわかってたので、誕生日も仕事だったんだけど、仕事どころかトラブル連発。
外の猫で具合の悪いのがいて、連日GWでもあいている病院に通っていた。うちではブーちゃんと呼んでいて、もともといつも鼻や目がぐちゃぐちゃの子なんだけど、そうだねぇ、もう10年ぐらい生きてるかもしれない。外の子でこれは超長生き。もう何年も前にうちで避妊手術したんだけど、とにかく人懐こい子で、うちの中にいる飼い猫よりずっと人懐こい。
野良猫のくせに、隙あらば家の中に入って飼い猫の餌を盗もう、という、笑っちゃう猫で、いろんな傑作エピソードを持っている。しかもそれがうちだけじゃなくて、近所のいろんなところでかわいがられていた。
ラッキーとも超仲良しなので、ラッキーのいた家でもご飯をもらっていたんだろう。
そのブーちゃんがいよいよダメで、もう外の子には手を出さないと誓ったけど、目の前で口から腐っていく猫を見てられず、迷った挙句に連れて行った。
抗生物質、点滴、痛み止めのお薬……
でもブーちゃんはすでに口の中がぐちゃぐちゃで、痛くてご飯も食べられないし水も飲めない。水は飲みたがるし、ご飯は食べたがるんだけど、口に触れるだけでギャッって感じだし、スポイトで入れても痛がるばかりでかわいそうだ。翌日になってもご飯も水も口にできないので、再度点滴にお医者へ。そこで近所の人と鉢合わせ。そこの子供はブーのことを「みんなの猫」と呼んでかわいがっていた。
話をしたら、そこの家でもお医者に連れて行かねば、と思っていたようで、今度来たら、と待っていたようなのだ。うちもそうだったので、みんなに心配されて幸せな子だね、と、まぁ、最後まで笑っちゃうエピソードのブーちゃんだなと思ったんだけど、これが最後ではなかった。
すでに腎機能が落ちていて、点滴をしても水分が体内に回らずにすべてオシッコに出てしまい、連日体重減少。点滴は2度でやめた。飲まず食わずで、紙のように痩せ、さすがにもうここから戻ってくることはないだろうと思い、自力で歩けるうちに好きなところで、死なせてあげようと思い、私の誕生日の朝リリース。写真はそのときのもの。
しばらくウロウロして水を飲もうとしたりしてたけど、そのうちいなくなった。
あぁ、どこかに行ったんだな、と思っていたら夕方、隣のオジサンが、あの猫が玄関の前で座って鳴いてる、と告げに来た。ふぅ~、もうしょうがないな、と再び捕獲。再度ケージを組み立てて猫ベッドに安置。でももうほとんど動けないので、そのまま静かな部屋に隔離。いよいよ今晩が最後だなと思っていたら、今度はトリガタの様子がおかしい。前日から長いことトイレにしゃがんでたりしたので、もしかしたらおシッコが出ないのか? とすれば一秒を争うな、と、今度は瀕死のぶーを家においてトリガタを病院に。長い時間をかけてようやくカテーテルを通して尿を取ると、やはりストルバイト。トリガタもトラ子に続き、トラ子とは別の魚沼産コシヒカリよりお高い療法食に決定。お母さん破産宣告。
もう、なんで誕生日だってのにどいつもこいつもたいへんなわけ~~~?
結局ブーは一晩生き延び、今朝ベッドごと外に出してあげてラッキーやほかの外の猫たちと再会。午後になってようやく天国へ。心臓の強い子だったので、長いこと苦しんでしまった。でも近所の人が、好きだったから、と鰹節とか煮干しとかお供えに持ってきてくれたりして、ホント、野良猫のくせに幸せ者だ。
トリガタはおかげさまで今のところ元気なんだけど、おしっこ観察が欠かせない。
トリガタ、ユウマ、じゅん子は好みが共通しているので、もう全員トリガタの高価なカリカリに変えるしかなく、それはトラ子も好きな味。でもトラ子はほかのカリカリを食べなくちゃならない。そして締切は日々後ろ倒しに……う~ん、難問山積。

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