じゅん子

じゅん子

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$F+編集長つのだゆきのブログ

写真は新人、じゅん子である。
ゆみが死んでしばらくして、近所のKさんの家の奥さんが、海岸で拾ったという生後まもない、おそらく1週間か10日ぐらいのまだ歯も生えていない、耳が真横についているぐらいの、小さな小さな子猫を抱えてきた。
これも縁かと思ってうちで飼う事にしたのだが、もらった時点ですでに体温が低下しているような状態で、あと一日早ければ何とかなったかも知れないのだが、もうすでにミルクを飲み込むこともままならない感じだった。
あの大きさだとまだまだ自力でオシッコもウンチも出来ないし、体温調節も上手く出来ない。そんな状態で1日置かれれば、この季節でも命取りだ。
ま、元気な状態で拾われても、子猫の生後10日ぐらいというのは、育つ育たないはその子生き運というぐらい、難しい。
とにかく暖めて、おしっこもウンチもさせたんだけど、その小さな小さな子猫はその日の晩に死んだ。大きくなったらかなりかわいくなりそうな、ちょっと毛の長いキジ猫だった。
キジ猫、キジトラ、サバトラ、黒トラ、人によっていろいろ呼び方があるけど、要は、うちの黒い悪魔たち、トリガタとユウマの柄である。なんでうちにはキジばっかり集まるかね、と思っていた。
で、F+サイトのリニューアルに伴い、どうも私だけカフェが挙動不審で、上手く動かないので、S保安員と「RE:サイトの件」連発のスパムメール状態のメールボックスのなかに、ポロッと「迷いニャンコ」というメールが入っていた。しかも添付画像つき。
差出人はS保安員。
あけてみると、GFの勤め先の工場の通気ダクトの中で見つかった猫がいるので……との内容。
おいおい、まさかこれもキジ猫じゃないだろうね。キジだったら運命なので、うちで飼う事にするか、と何気なく添付ファイルをあけると、ド~ン、キジ猫。ふぅ~~~~。
白、黒、灰色、ぶち、牛、三毛、茶トラ、ガチャガチャ……猫の柄にはたくさんあって、キジ猫という確率は相当低いはずなのに……
というわけで、京浜工業地帯からうちにやってきたじゅん子。
生後1か月ちょっとの超美人さん。シッポは超短いカギ。ま、ここまで大きくなっていれば一安心。名前はS保安員からいただきました。漢字もあるけど、個人情報保護のため、内緒。
トラ子は戦々恐々だけど、トリガタ、ユウマの時よりは慣れが早い。まだ小さいからね。トリガタ、ユウマは好奇心MAXで、慣れるのは時間の問題。ユウマのほうが早いと思う。最初は遠巻きに眺めていたのに、すでに手を出し始めているから。
当のじゅん子は、猫には威嚇、人間にはゴロゴロの、野良猫とは思えない自己主張ぶり。

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