前代未聞のファイナルデー

前代未聞のファイナルデー

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c WSL

ものすごいことが起きてしまいました。
ファイナルヒート始まってすぐのシャークアタック。マジっすかー みたいな。
私たまたまミック見てました。レンズ越しに。表彰式に備えて望遠レンズはしまっちゃって、250ミリまでのズームではあったけど、ミックはどこにいるのかなぁ、とか探してて、グレートホワイトのフィン、見ちゃいました。あ、イルカあんなに近くにいるし、と思ったけどシャッター押さず、すごい水しぶきに気を取られて、その後の出来事もキャプチャーせず。カメラすっかり望遠鏡がわり。
ヤバかったです。引きずり込まれてたし。シャークとは思わなかったので見ちゃいましたね、ふつうに。わかってればシャッター押したのかもしれないけど、なんか、なに、なにー みたいな。
結局リーシュ切られて、板が何か所かへこんだだけで済んだけど、ミックもジュリアンも超ラッキーだと思う。もちろんその前にヒートのサーファーたちも。だって、シャークはそこにいたわけだから。
見たい人はWSLのサイトにきっちりすべて上がってるはずなので、見てください。怖いです。ミックもジュリアンも、インタビューで泣くよ、あれは。
なんか、私今日持ってて、ファイナルヒートに行く前のミックに偶然遭遇、無事帰還のミックに遭遇。まさにビフォー、アフターをゲット。


ビフォー


アフター

ライブを見ててこれはいかん、と会場に駆けつけ、血相かえてコミッショナーのもとに向かうパーコにも遭遇。
ま、そんなことよりなにより、歴史的な出来事ですわね。
コンペ史上初のシャークアタックですから。ケリーもいってたけど、最もよく撮影されたシャークアタック場面、みたいな。
なんかね、サーフィン的に書くことはたくさんメモしたんだけど、もうこれしかないでしょ、今日は。


WSL / Kirstin

もちろん試合は中止。ミックもジュリアンももう2度とパドルアウトする気はないので、ふたり仲良く2番の賞金とポイントをゲット。ふたりとも、それすらいらない感じだった。
結果、ゴールデンジャージーはまだスーザキープ。
ミックなんて、もうこの先コンペティターとして試合する気もない、みたいなこと言ってたけど、気持ちはわかる。
同じこのJベイで昔タジのヒート中にサメ騒ぎがあったこと思い出した。何でタジがここの波に合わないのか、思い当たった感じ。
ミック・ファニングというコンペティターが、この最悪の経験を引きずらないことを願う。
問題のシャークだけど、地元の人の話によると、ここ2週間ぐらいこの界隈でしばしば目撃されていたらしく、絶対同じシャークだ、と言っていた。もうこれでJベイの試合はなくなっちゃうのかなぁ、とちょっと残念な気分。
でも考えればシャークアタックの可能性があるのって、オーストラリアもそうだし、ハワイもそうだし、どこでも危険ではあるよね。
ある意味ツアーそのものの安全性、みたいなものが問われかねない大きな事件だと思う。少なくともスポンサー的には事故があったら大イメージダウンだし。


WSL / Kirstin

ま、試合のほうは何もなければミック2連覇だったんじゃないかと思う。そしてケリーのサーフィンのうまさが戻ってきたな、って感じの試合だった。天気も波も最高だっただけに、残念。でももう、すべてサメに食われました。
そして私はまたサーフィン界の歴史を目撃、って感じ。

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