2014年ASPルール変更点

2014年ASPルール変更点

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各国のASP支局は、1スターの賞金額を独自に決めることができる。支払いは自国の貨幣、あるいはUSドルで。ジュニアとロングボードイベントは1スターと2スターの2グレードで、ポイントは3スター、4スターものとする。

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ハンドサインを3つ正式に設定、ビーチマーシャルにはそれがわかるようにプリントしたものを置く。
1)手首をさす→残り時間を教えてくださいの意味
2)片手をあげる→ポイントやその時点での順位、シチュエーションを教えてください、の意味。
3)両手を上げる→プライオリティを教えてくださいの意味。

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WCTサーファーがプライムイベントのエントリー期限に遅れた場合で、出場を希望する場合は、WCTサーファーのオータネートリスト(キャンセル待ち)に入り、WCTサーファーのキャンセルがあった場合にだけ入れる。
ASPは今年からWCTサーファーに対して締切日を通知し、できる限りエントリー期限内にエントリーするようにさせる。
QSトップ150サーファーも同様

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プライムのワイルドカードは、現行のASP選出3枚、イベント側選出3枚から、ASP2枚、イベント2枚、コミッショナーオフィス2枚とする。コミッショナーはその2枚をWCTサーファーでエントリーの遅れたもの、あるいはプライムへのシード権はないが、それに値すると思う選手に与えることができる。これをコミッショナーが使わない場合、その2枚はイベント側に行き、イベント側も使わない場合、ASPに行く。

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ツアーはWCTとQS(WQSではなくQSと呼ぶ)になる。ランキングはふたつに別れ、共有するポイント部分はない。
QSツアーの年間ランキングはベスト5イベントでのポイントになる。シーディングポイントも同じ。昨年の順位でのシーディングポイントは2014年7月8日で効力を失い、その後にエントリーが締め切られるイベントに関しては、今シーズンのその時点でのポイントランキング(ベスト5イベント)がシーディングに反映される。
翌年のクオリファイに関しては現行のWCTからトップ22プラス2枚、QSからトップ10のトップ34と変わらない。

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リージョナルランキング、つまり俗にいうASPジャパンランキングは、そのリージョナルに所属する選手だけで作られる

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シーズン途中でのリージョナル変更は認めない。その年に一度イベントに出場した時点でのリージョン所属がシーズンを通して使われる。

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すべてのワンオンワン(マンオンマン)ヒートはマキシマムウエイブを設定しない。3人以上のヒートに関してはマキシマム15本が適用される。
プライオリティルールの適用されるヒート(現状ではWCTの3人ヒートも3人ヒートプライオリティが適用されているので、WCTに関しては全ヒート)は、マキシマムウエイブを設定しない。
ノンプライオリティヒートの場合で、3人以上のヒートはマキシマム15本が適用になる。

インターフェアに関しては、プライオリティ、ノンプライオリティのどちらの場合でも、下記の変更以外のルール変更はない。

全体として、ルール変更には下記の要件を反映するものとした
優先権を持つサーファーの波のスコアリングの可能性を邪魔した場合は、それがどんな波であってもインターフェアが科せられる。この辺の判断を今までより厳しく適用する。

プライオリティシチュエーションの場合、ノンプライオリティサーファーがパドルやテイクオフでプライオリティサーファーと激しく競ったり、前乗りした場合、今までより、より厳しくインターフェアを科す。

ノンプライオリティシチュエーションの場合は、テイクオフやポジション争いに関しては従来通り寛容だが、優先権を持つサーファーのライン上で邪魔になった場合、インターフェアとする

ルール変更

プライオリティヒートの場合、その波ごとにどの選手にプライオリティがあるのかを表示する。プライオリティを持つ選手は、状況にかかわらず波の選択権がある。
他のサーファーは下記の条件に該当しない場合のみ、プライオリティを持つ選手と同じ波に乗ってもよく、乗った波はスコアの対象となる。

(a) プライオリティのあるサーファーのスコアする可能性を妨げる

(b) プライオリティのある選手とクロスする、近くでボトムターンをする。

上記 に反する場合、プライオリティのないサーファーにインターフェアが科せられる

ヘッドジャッジ、あるいはプライオリティジャッジのコールにより、下記の場合にプライオリティのある選手がプライオリティを失う

(a) プライオリティのない選手のライディングを妨げようと、その選手の前でパドルした場合

(b) ほかのサーファーが波を取れないように、テイクオフゾーンにポジショニングした場合

(c) 波に乗る、スコアメイクするためではなく、他のサーファーをブロックするためにパドルしたりテイクオフした場合。
この場合、この後に先にテイクオフゾーンについたサーファーがプライオリティを得る

一度決定されたジャッジやポイントが、下記の条件を満たす場合、変更される、あるいはリサーフ(ヒートのやり直し)となる

ジャッジパネルの多数がその必要を認めた場合、その対象のヒートときのジャッジパネルが評価のし直し、あるいはリサーフの場合のジャッジを務める
そのヒートにいるサーファーの意見にかかわらず、ヘッドジャッジは必要と判断した場合にリサーフのコールをすることができる
リサーフの時間等はヘッドジャッジが決めることができる。またそれにより次のヒート、ラウンド等の遅延が認められる。

と、まぁ、直接選手に関係のありそうなのはこの辺ですかね。
これはあくまでオフィシャルな翻訳ではないので、正確なことはASPのルールブックを見るか、ASPジャパンのオフィスに聞いてください。

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