優勝タジ、2位ジュリアン・ウイルソン。3位ジョーディ・スミス、ミシェル・ボレーズ。
タジはいつもどこかで壊れちゃうんだけど、今日は全く壊れず、逆にセミあたりからものすごい集中力だったと思う。ヒートがどういう風に展開していても、全くペースを乱すことはなく、ミスを犯してもあわてず、淡々とチャンスを待って、仕事をしていた。いつもこうだとね、タイトルが見えるんだけど。
ジュリアンは相当勝ちたかったと思うし、相当惜しかった。エアーにカービングにと最初はエアーばかりだったジュリアンの成長ぶりが結果によく出ていたと思う。本当にオールラウンドな選手になった。
とにかく波がもう腰ぐらいで、日本のコンテストみたいなことなんだけど、それでもね、えぐる人はえぐり、ヒットする人はヒットし、飛ぶ人は飛び、止まらない流れを見せてくれるあたりは、やっぱり世界最高峰だな、という感じ。
あんなにスモールウエイブでも止まらないんだな。
ま、タイトル争いに絡むランキング上位陣がバタバタと敗れ、その隙を縫ってファイナルデーまで勝ち残ったミックも波の選択がいまいちでトラビスに敗れたので、トップを走るケリーにとっては実に理想的な展開になった。
現状ではミックがトップを走ることになったけど、アジャスティングにするとケリー。ミックは残り3試合のどこかで優勝が絶対条件。パーコは連勝しないと厳しいかも。
ツアーはこのまま、ヨーロッパ、ハワイへとなだれ込む。あと3試合。何となくタイトル争いは最終戦までもつれそうな気がする。
ファイナル前のロブと一緒にエクスプレッションセッション、のカードを落札した一般人のなかに、日本人の山田恭平がはいっていた。
オークションで落札するんだけど、そのお金はチャリティに回る。恭平が乗ってた板、すごかったね。LEDのライトが仕込んであって、くるくるライトの色が変わるんだよ。
今は作田の北、本須賀のサーファーズサポートでインストラクターをしているそうです。久しぶりに見たけど、すっかり大人になっちゃってて、頼もしかったです。
写真上から
タジ・バロウ
タジ・バロウ
ジュリアン・ウイルソン
ジョーディ・スミス
ミシェル・ボレーズ
山田恭平”