フランス、ケリー優勝

フランス、ケリー優勝

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クイックシルバープロ・フランスが終了。トラッスルズについでケリー2連勝。
う~ん、こうなるともうV12だね。ワールドタイトル1ダース。3年連続タイトルおめでとう。
今のところポイントリーダーはパーコちゃんだけど、素人じゃない人はお分かりの通り、これ、ちょっとした数字のトリック。
ワールドタイトルは、年間試合数の80%だったかな、その試合数のポイントだけが加算されることになっていて、今シーズンは10戦中2試合分をカットして8試合分の合計点で競われる。つまり、下から2試合分の悪い成績のポイントはなかったことにできる。
ま、ケリーなんかの場合、これをだいぶ前にふまえての、ブラジルスキップ、タヒチ1コケ、自分の状況を追いこんどいての後半2連勝、というシナリオなわけだけどね。
で、今はまだ7試合しか終わってないので、下二つ捨てない計算でのパーコ1位、ケリー2位、ファニング3位なんだけど、これ、下二つを現時点でとってみると、4000ポイントぐらいリードでケリー1番。ミック2番なわけ。パーコちゃんはケリーと6000ポイントぐらい離れて3番。
ま、もちろんみんなこの状況は分かってるから、ファニングはあと1勝、パーコは2勝以上できないとついていけないってのもインプット済み。
ケリーのフランスでの勝利はそれほど大きなものだったわけだ。
デーン・レイノルズ爆弾(こちら参照)は、ミックとパーコにとってはそれほど迷惑な話で、それをファイナルまで食らわなかったケリーにツキがあったということなのかな。ま、上記でちょっと予言したとおりになっちゃったんだけど……。もろにラウンド3で食らったミックはホントお気の毒。クイックとしてはナイスチームメイトアシスト的な。
パーコにとってセミのケリー戦は、勝てばタイトル、負ければあきらめ、という大事なヒートだった。もちろんパーコだってそんなことは分かってただろうが、その辺の実感のようなものは、やはりタイトルを取った経験のある人でないとわからない部分もあり、勝つという経験はそういうことにつながっていくわけだ。何をすればとれる、何をすればとれない、そういうことは勝ったことのある人のほうが良くわかる。だからたぶんこの3人での戦いになれば、ケリー、ミック、パーコという順で強いと思う。
ポルトガル、サンフランシスコ、パイプ。残すところ3試合で、数字的には最終戦までもつれるだろうけど、う~ん、どこをどうひっくり返しても、ケリーなんじゃないのかな、という風にしか私には見えない。

写真上から
表彰式
ケリー・スレーター
デーン・レイノルズ
ケリーとパーコ
ジョエル・パーキンソン
ジョンジョン・フローレンス”

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