ケリー続報fromオーストラリア

ケリー続報fromオーストラリア

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ここ数日、オーストラリアのゴールドコースト界隈では、ケリーの噂話で持ちきりだ。
ケリーが足の怪我のためにブラジルのイベントに出場しないことについてだ。

現在ではすでにイベントがケリー抜きでスタートしていて、その前にASPから公式のリリースも出ているが、ゴールドコースト界隈でのケリーのサーフィンを見ているサーファーたちは、さまざまな憶測とともに噂話に花を咲かせている。

ミック・ファニングは、ブラジル行きのフライトに乗る直前にケリーが不出場という噂を聞いたとき、例によってまたケリーがお得意の心理戦でもやってるんだろうと思ったんだという。なぜならその週末、ケリーはゴールドコースト界隈に入ったソリッドな6フィートのスウェルで、とても怪我をしているとは思えないような、いつものサーフィンを繰り広げていたからだ。

一か月ほど前にベルズのイベントが終了した後、ケリーはゴールドコースト界隈にとどまり、ブラジルのイベントを待っていた。波を追って、バリ、ジャワにでかけ、そのあと、オーストラリアに戻る前にフィジーのクラウドブレイクにも立ち寄ったらしい。そこで、再度足に怪我を負ったということだ。しかし彼は先週末のスウェルに間に合うようにゴールドコーストに戻ってきた。

噂話のひとつには、ケリーはまっすぐには乗れて、バレルをメイクできるけど、ターンができない、というものがある。左足に加重が出来ないため、へビーターンが出来ないというものだ。しかし、クイーンズランドの州境の南のリーフでサーフィンしたり、サウスストラディでのトーインや、バーレーヘッズでディープバレルをメイクしていた、という目撃談も後をたたない。

先日ASPからの公式リリースが出て、ブラジルの欠場が発表されたが、まさにその日、いい波のバーレーでサーフィンしていた。もちろんそんなことをしていたらブラジルの試合には間に合わない。
バーレーのようなハイパフォーマンスが出来る波の場所では、ケリーもごまかしようがなく、素晴らしいサーフィンを見せた海上がりに地元の取材陣に囲まれ、どういうことなのかという質問攻めにあった。

その場で彼は欠場を認め、テレビレポーターに以下のように語った。
「左足のかかと、最も体重のかかる場所に縫ったところがあって、思うようにターンが出来ないんだ。インドネシアのリーフで足を切って、それが感染症を引き起こして、医者に行って切開しなければならなくなった。ま、おかげでバーレーのいい波(かなりのディープバレルをメイクしていた) でサーフできたんだけど(笑)。でもいつものようにはサーフィン出来ないんだよ」。

もしブラジルのイベントがライトのバレル勝負なら、ケリーは出場したかもしれないけど、試合はレフトのビーチブレイク、マニューバー勝負だ。それがいまの彼には出来ない。フィジーのボルコムプロが3週間後に迫っているが、おそらくそれまでにはレフトのバレルにまっすぐ突っ込めるまでには回復するだろう。
クラウドブレイクもレストランツも、レフトのロングバレルで知られている場所だからだ。
photo and report by joli

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