JPSAでは村上舜ブームであり、仲村拓久未ブームであり、どっちかと言えば村上舜のほうが新鮮なので、マンオンマンになると舜ブームであり、あの9.3だか9.35だかに100万円がかかってたって結末。
今回は優勝賞金が2倍、2位は通常のままなので、優勝140万円、2位36万円という賞金だった。その差約100万円。
ま、結果としてあのファイナルヒートは村上だったと思うけど、ポイントが違ったら結果も変わったかもな、と思う。
必要なのが8点台なら、ナカタクがひっくり返した可能性は充分にあっただろう。コンボになって、久しぶりに壊れちゃったナカタクを見たかね。
セミのナカタクのショルダーのはずれからのショートバレルの10点満点もどうなの? だけど、ま、その前にずっとノーズの見えていた舜のバレルに確か9点とか出しちゃったので、しょうがないのかなと思う。
でも、ファイナルの村上舜の2マニューバーの9点台はないわ~、と思う。
いい波だったし、ファーストターンはいわゆるマネーターンで、いいターンだったと思う。でもセカンドターンはたたんだだけだ。あのワンターンに9.3までのバリューがあるのかどうかは疑問。
この人はときどきいいターンをするので、実力はあるんだと思うけど、そうじゃないターンもけっこうあって、そういうターンはすごく見えるけど、スプレーが薄い。バックハンドのポケットにすっぽり入るターンだから、見た目はいいんだけど、くるっと上で回ってるだけ。ガブやミックのやる、見た目早いけど点にならないほうのターン。
早いラウンドから、なぜ彼がやるふたつの違う種類のターンの差に点差が出ないのかな、と思っていた。スプレー薄いな、ってのも気になってた。
ま、あんたえぐれるんだから、もっとえぐってくれ~、と思うわけだよ、オバサンとしては。出来ないならそんな風には思わないけど、彼はできるときもあるわけで、だからこそ、そこに点差を出さないと、彼はえぐらなくなる。だってリスクを払ってえぐらなくてもエクセレントが出るから。
敗者ナカタクは、あれ、裏でしたかね? と自分の波の選択ミスのことと思われるようなことを言ってたけど、裏も手前も、あの9.3で100万円持ってかれたってことで、しょうがないのかなと思う。
乗ってる波の種類が対照的だったので、ジャッジが舜の乗ってる波のほうにハイポイントを出してたのは明らかだったから、しいて言えばそっちに乗ればよかったかもしれないけど、あの波はフロントでは真上でえぐりにくい波だった。
それでもこの2位は大きいと思う。
ナカタク、今シーズン全試合ファイナル進出。私の計算では次の試合で優勝すると確定。そのあと何が起きても誰も追いつけないことになる。
先日チャンスは加藤嵐だけと書いたけど、ま、ナカタクがこの先3試合イチコケ、しかも4位で負けという条件で、ほかの誰かが3試合全勝となると、まだ大澤ノブ位までは計算上のチャンスはあるようだが、ナカタク4位イチコケ街道まっしぐらは考えにくい。
誰に決まるかというより、いつ決まるか、というタイトルレース。とにかくナカタクがイチコケして、初めて少しドアが開くという感じ。
早くも6戦目で誰かが先に負けるか、自分で優勝するかで決まることになる。
写真は家の庭に昨年ぐらいから大量発生しているキノコ。巨大化するとカサの直径が25センチぐらいになる”