WCTウイークのフィジー

WCTウイークのフィジー

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フィジーはWCTウイークで、先日女子が終了し、今週末からは男子がスタートする。女子はブラジルに続いてサリー・フィッツギボンスが2連勝。ここのところ、カリッサやタイラー、ステファニーにすっかり押さえられていた感があったが、一気に存在感をアピール、ランキングも2位につけた。


サリー・フィッツギボンス

数年前に本当に惜しいところでタイトルを逃しているので、ここ何年かの停滞ぶりは、本人もかなり厳しいものがあったと思うけど、ブラジルの久しぶりの1勝は、大きく気分を変えたと思う。

男子のミシェル・ボレーズもそうだけど、もうWCTレベルになるとあきらかにWQSとはサーフィンがちがうので、あそこにはあそこのレベルがある感じなのだが、その中での実力は僅差。だから誰かがちょっと調子のいい板を手にするとか、ちょっと自信を持つとか、サーフィン以外のそういう部分が結果に大きく影響する。

自分に自信を持つって、言葉では簡単だけど、やるのは結構難しくて、結果が先か自信が先か、みたいな、ニワトリかタマゴか、的なところがある。

この、自分に対しての絶対的な信頼というか、自信を持つために、とことん練習したり、トレーニングしたりする選手も多い。これだけやってるんだから、自分は絶対に誰にも負けない。できる、勝てる、みたいな部分。この辺が日本人が最も不得意とする部分だ。もしかしたらここだけで勝てないのかもしれない。それは勝てなかったここ昨年のサリーや、今までのボレーズ状態だ。不安が先走ってしまう負の連鎖。とはいえ、サーフィンもだいぶ差はあるんだけど。


ステファニー・ギルモア

あのクラウドブレイクの波が乗れる、ああいうふうにコントロールできる日本人女子って、いないよね、きっと。最近のWCT女子ってすごいと思う。
今ちょうど次号F+を作り終えたんだけど、その中でも女子取り上げてます。あのね、一流になるには、普通に男がみてもすごいと思うレベルであることが大事なんだよ。しょせん女の子だよね、じゃ、だめなわけ。
女であることに甘えはじめたら、きりがないし(笑)。女のくせにヤバいって思わせて初めて、女子のシーンがメジャーに歩きはじめるんだよ。

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