ケリーが仕掛けるヒート前の心理戦、Getting Heated第21回

ケリーが仕掛けるヒート前の心理戦、Getting Heated第21回

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Photo by Sherman

たぶん先週休みで、今週は以前登場したヴォーン・ブレイキーとマット・ウイルキンソンのディベート。ケリーの回の評判が良すぎて一回休んじゃったのかね。結局世の中いまだにケリー、というか、今なおコンペシーンを追ってる人たちが相変わらずケリー世代なんだろうなと思う。Z世代にはほかに楽しいことがたくさんあるし、ほかにいろいろ時間取られるし(笑)。

今回のハイライトはそのケリーの心理戦の話。サーフィン史上世界で最も有名な写真のひとつ、アンディ、ケリーの微妙な空気感、by Shermanが描いた世界。

これ昔からオーストラリアの選手たちはみんな被害にあったって言ってて、あれこれ事件を聞いたけど、ロスみたいに近い人は、そんなんじゃない、ケリーはそんなこと考えてないよ、と言って、意見は分かれる。

はたから見てる分にはどっちもどっちかなぁ、と思うけど、ケリーは心理学とか好きなので、あえてやってるって考えるほうが自然かなと思う。オージーの言ってる事件が100%そうじゃないとしても、半分はきっと計算づくなんだろと思う。もしロスのいうようにすべて何も考えないでやってるとしたら、けっこう変な人だと思う。まぁ、変な人ですけど。

そのケリーはサーフランチプロでツアー復帰だけど、この試合スキップする選手続出だね。まぁ、オーストラリアで4試合、エルサルバドル、サーフランチと、オリンピックに出る選手としてはその前にいろいろ詰まりすぎ、ってことなんだろうか。コロヘ、ジョンジョン、ジュリアン、ジョーディ、ミシェル・ボレーズ……出ないのみんなオリンピック代表だから。一般的にはワールドタイトルより金メダルなんだろうしな。レイキー・ピーターソンが引き続き休むので、都筑有夢路がサーフランチにも出られることに。

しかしなぁ、個人的にはあのプールの試合って、あれ以上不公平な会場はないと思うんだよね。不得意だからって通い詰めて練習できるひとは限定されるわけだし、風の影響でどれもが同じ波ではないし、だからといって波選べないし。急に風が入って微妙な波になったからって、これ見送って次の波、ってわけに行かないんだからさ。あそこで何度もやってて、いろいろ対応できるひとが有利なわけでしょ。ある意味地元アメリカの選手は有利なんだろうなと思う。イベントやプロモがあったり、あの波やるチャンスはありそうだから。まぁ、ガブぐらい対応能力の高い選手になればそれも関係ないだろうけど。

ではヴォーンとウイルコのディベート第21回、行きましょう。

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