続:WSLのツアースケジュール変更(案)に対するボビー・マルチネスの見解

続:WSLのツアースケジュール変更(案)に対するボビー・マルチネスの見解

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写真は好調そうなコロヘ・アンディーノと、その愛車の巨大なフォードトラック。あんな長いフォードトラックあるのね(笑)。50歳代に突入したというパパのディノも、鋭いリップ炸裂させてましたよ。

昨日お伝えしたツアーシステムの変更。いろいろ考えたんだけど、結果としてかなりの経費削減になるんだと思う。ツアーにかかる経費で調整できるものとして大きな割合を占めるのは人件費。どの企業も同じだ。
WSLがやっているツアーはCT男女とQS男女だけではなく、ビッグウエイブ、ロングボード、ジュニア男女、スペシャリティイベントと、9カテゴリーにもなる。例えばそれらが別の場所で同時開催となれば、ジャッジ、スタッフなどが何セットも必要なことになる。でも、ツアー別に期間を区切ってしまえば、ジャッジ、スタッフは通年1セットで回せるわけで、2月から9月の役目を終えたCTクルーが9月から12月のQSクルーに回ることができる。これ、けっこうでかいのかも。
ま、ぶっちゃけトップ6レベルの一部のサーファーだけが商品としてお金になる、というのも現実ではあり、そこを抽出してのタイトル争いの放映権を売る、って方法なのかね。どちらにしても、上層部が新しくなり、メジャースポーツ界にコネを持つ女帝がけん引するWSLの進む方向も変わることは確実で、まずはサーファー以外のスポーツを観戦する人にとって魅力的なシステムづくり、なんだろう。
でもコメントにもあったけど、シーズンが4か月しかないQS選手は、ケガしたら終わり。その4か月の中でハワイトリプルクラウン含むわけだから、ハワイできない人はアウト。でもこれでCTで通用しないレベルのQSサーファーのカットもできるか。現状のツアーではCTとQSの波質が違いすぎるからね。パイプラインの予選を鵠沼でやっても……的な。
メンタワイでのタイトル決定戦なんてギャラリーはライブ観戦のみって話でしょ。メディアだって一定数しか入れないんだろうし、そこでお金とるってのもあるだろうし。独占取材的な。ま、メジャースポーツでは普通だけど。
ネタ元のスタブではこの件の感想をボビー・マルチネスに取材していて、さすがスタブ、って感じ。ビッグウエイブツアー以外はサーファー以外の一般のファンには受け入れられない、ってボビーの意見は、正しいかなと思う。ビッグウエイブはだれが見ても一目瞭然のスリル。それ以外のサーフィンはディテールがわからないと同じターンの繰り返しにしか見えない。ボビー結構頭いいです。言ってることはかなり正しい。

で、スタブの別の記事では例のケリーのプールでのイベントの話。今やレフトの波もあり、10分から15分に1本しかいい波が出ないという問題も解決したのではないかと思われる。じゃなきゃイベント開催は無理だろうし。
開催は9月17日から19日、このハーレープロ直後で、招待選手はジョンジョン、ミック、パーコ、ウイルコ、フィリッペ、ジョーディ、ジュリアン、ガブ、カノア、カリッサ、ステファニー、プラス1名の12名。スタブの論調としてはWSLはハーレープロが終わるまでこれをひた隠しにしている、なぜなら、わかっちゃえば人はこちらに興味を持つから、という感じ。サーフゴシップメディアのトップを走るスタブだけど、けっこう当たらずといえども遠からずなことが多い。

Family Ranch from Kelly Slater Wave Co on Vimeo.

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