パーコちゃん、おめでとう

パーコちゃん、おめでとう

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$F+編集長つのだゆきのブログ

イースターサンデー。ファイナルデー。願ってもないタイミング。
おかげで私は普通なら5分でいける家と会場の間を、車で1時間半かかりました。間違いなく歩いたほうが早かった。
パーコちゃん。ホントあの人は笑顔がいい。くしゃくしゃの笑顔ってあんな感じのこと言うんだろうな。
朝7時スタート。潮があげてくると時折8フィートクラスの爆弾セットが入ってくるコンディション。でもトリッキーはトリッキー。風は幸い最後まで影響する事はなく、スンばらしいファイナルデーじゃなかったのかな。
ファニングはもうなにがなにって、今日のQFの最初の9.53だったかなんかの一発目のリップ。あれはヤバかった。この試合で誰の何よりも、あのファニングの一発がヤバかったと思う。もうビーチの私の周り全員で、知らぬ同士が、見た? 今の? みたいな。あんなの今まで見たことがないな。昨日のもそうだったけど、波のサイズといい、リップのすごさといい、あの1発でもう今日の主導権はファニング様って感じ。その後のセミも爆弾セットでのパフォームもヤバかったし。
ジョエルは今日も朝からきっちりペースセット。淡々と勝ってた。伸びのあるスムーズなジョエル特有のサーフィン。マーク・リチャーズ系の遺伝子。
で、たいていの場所ではファイナルまでボヤボヤ写真撮ってると、表彰式に出遅れてしまって後列で人の頭しか写らず、とんでもないことになるので、私はたいていファイナルは写真撮らないで観戦しながら表彰式に備えることにしている。場所とりに使えるしもべもいないから。何しろチビなので、写真を撮ろうと思ったら最前列しか居場所はないわけで、男女混合インターナショナル場所取り合戦。テレビカメラの横入りアリという不公平。
で、ファイナル前にビーチから引き上げるときに、パーコちゃんとすれ違ったのよ。もうね、なんつ~のかな。ものすごい表情だったよ。ナ~イフみたいにとがっては、触るものみな、ジャッジャ~ン、傷つけた、byチェッカーズ、みたいな。
ものすごい表情だった。何も寄せ付けないし、何も見えてない感じ。ものすごい集中。なんかね、あ、この人が勝つんだ、ってピンときた。
だから、今日のサーフィンを見てれば誰もが今日はファニングの日、って思ったぐらいファニングだったんだけど、私はパーコちゃん。くっそ~100万ドルぐらい賭ければよかった。
ファイナルになって急にリズムをつかめずにモタモタしちゃったファニングをよそに、最初からきっちりリズムつかめてたもんな。それまでと同じ、淡々としたペース。爆弾セットもものにしてたし。ま、最後の10点満点はジャッジからのご祝儀? 本人もホントに10点かどうかはわからないって言ってたけどね、いいんじゃないの、イースターサンデーだから。おめでとう、パーコちゃん。

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