F+編集長
女子ラウンド4、男子ラウンド3
カリッサ・ムーア
予報では本日が一番いいはずの日。
例によって朝一で起きると、またT様が静かなたたずまいでパソコン、昨日から引越してきた滞在延長Y様はベランダでスナッパーを見ながら一服。
なんか、わ~きゃ~な感じではないものの、やはり今回の旅で一番いい波なので、しょうがないな、今日は下界に下りるか、みたいな。
でもコーヒー飲んだりメシ食ったりしているうちにどんどん潮があげてきて相当ヤバメの状態になってきた。
女子のラウンド4、4ヒートの後、メンズのラウンド3を12ヒート。
う~ん、やはり我が家のベランダから見るより臨場感はあるね。トップのマニューバーが見える新しいカメラアングルもいいけど、会場にいると雰囲気が伝わるというか、うん、コンテストに来たなって感じ。
で、今日は1日下界。途中雨が降ったりしてけっこうつらかったけど。
女子は順当といえば順当。
ただ今シーズンの女子のルーキーは押しなべてスタイルがいい感じ?
ニュースクールというか、ステファニーの後の世代をなんと呼ぶか、私が決めればいいわけだけど、女特有のお尻が下がっちゃう感じの新人はタイラーぐらい?
話題にはなってるけど、私はのタイラー・ライトのしゃがんじゃう感じのケツサーフィンはどうも好きになれないんだよな。それだったら、負けたけどフランスのポーリン・アドのほうがスタイル的には美しい感じがするけど、どうなの?
ココ、カリッサは今までのシャープでトリッキーで新しい女子のサーフィンにステファニー独自だったパワーが加わってきた感じ。進化してるな。
男子は今日のところはなんかもう、全然ケリー。KS11も十分あるね。なんかね、ますますラインが太くなった。私はオヤジ、まだ進化してるな、と今日思ったけど、どう?
はぐっちゃったファニング。波の選択ミスというか、例のなにかに取り付かれたモードのファニングがでちゃってペースバラバラ。相手のダズティが先にペースセットしちゃって、そのままやられた。ま、ローカルだけに奥に行き過ぎて待ちすぎた感じかな。ローカルノーリッジが裏目に出た感じ?
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ミック・ファニング
ケリー・スレーター
ケリー様、グリーンマウントのむこうへ
男子クイックシルバープロのラウンド2。
なんかねぇ、期待しすぎ??
ずっと波がよくなかったし、今日こそ今日こその日曜日だったから、さぞかしと思いきや、5時半起床、T様すでにメールとかしているリビングにいき、窓から会場を見ると、う~ん、ゆきちゃんが思ってたのと違うんだけどぉ~~~~、みたいな。
T様はとっくの昔にモチベーションダウンで、パソコンに向かってたわけなんだけどね。
8時スタート、メンズラウンド2。ま、ラウンドワンが順当だったので、ラウンド2はほぼ文字通りのルーザースラウンドだったんだけど、お伝えしたようにいきなりビード敗退。その後ホブグッド兄弟、テイラー敗退。
なんかすごくトリッキーというか、ひどいコンディションだったな。特に午前中。もうどうしてこんなことになっちゃうんでしょうか? みたいな感じだった。風、雨、波はダラダラ。もう少し東にスウェルが振れればいい感じなんだけど、南すぎてみんな逃げちゃう感じ?
潮が引いて少しはよくなるかと思いきやそうでもなく、よくなってきたのは夕方近く。
でもその時点ですでにラウンド3はやらないことになっていて、折からの日曜日に集まったたくさんのキャラリーのためにエクスプレッションセッションが行われた。ファニングやケリーが出てきてギャラリーは満足だったと思う。
特にケリー。ずっと波を乗り継いでグリーンマウントのむこうまでいっちゃったし。
なんかねぇ、いつになったら本当によくなるんだろう……みたいな感じなんだけどね。
カイ・オットン
ミック・ファニング
ブレット・シンプソン
ロキシープロ R2、R3
長い長い待ちのあと、ようやく始まるかなぁ、と思ってたんだけど、思ってたより、なんか、しょぼかったかも。
ま、昨日の時点で今日の夕方って話だったから、朝一は当然無理だろうとは思ってたけど、起きたときには、う~ん、やらんのだね、明日からなんだね、って感じだったんだけど、コールは10時からグロメットのエクスプレッションセッション、11時からロキシープロ。しかし、11時になっても今ひとつ波は入らず、結局スタートしたのは12時半ぐらいだったかな。
それでも相当、コレでいいのか? みたいな感じ。
天気も悪いし、ベランダから撮影か、と思ってセッティングしてみたけど、結局終日ベランダにスタック。だってね、ものすごい雨だし、風だし。雲とともに急にどわ~~~、みたいな土砂降り。やんだと思ってもまた雨。もうね、無理ですわ。
こういうときのために、高い金払ってコンテストフロントの宿ゲット。これも設備投資?
女子のラウンド2と3が行われた。ラウンド2のステファニーはなんか今ひとつ切れがないというか、かなり危なっかしかった感じ? ま、それは相手に対してポイントで危なっかしいというより、ステ本人のサーフィンがなんだかすごく重たく見えた。
ラウンド3になるとけっこうみんな本気モードだったけど、なかなか予報どおりにサイズアップしない波に、夕方まで翻弄されたロキシーって感じだった。
明日は雨もあがり、今晩中に波が上がるはずなので、折からの日曜日、私のだいっきらいなビーチグチャグチャになるんだと思う。
しかも、ものすごいことを発見。私の新しく買ったカメラと、前から使っているカメラのファイルコードっての? カメラに最初からついているファイル名の上につくアルファベット。それがね、偶然同じなわけ。しかもどっちも7000番台。ヘタしたら上書きしちゃう危険アリで、大ストレス。誰かこれ、変える方法しらない?
女子、ロキシープロ、オン予定
スウェルはまだ少し時間がかかりそうだし、潮周りもイマイチながら、現地時間10時よりグロメッツのエクスプレッションセッション、その後11時より女子ロキシープロスタート予定っす!
テイラー・スティールのインナーセクション、マウイのマット・メオラが最優秀賞に
<img src="http://www.fplussurf.com/photo/サーフラインが伝えるところによると、サーフムービーの巨匠テイラー・スティールが主催するビデオコンテスト、インナーセクションの“ベスト・セクション賞”にマウイのマット・メオラが選ばれた。一夜にして10万ドルリッチになった21歳の彼は、なんと、賞金だけでなくテイラー・スティールのビデオに出演する権利を得たというのだから話しが桁違いにビッグなのだ。インナーセクションという企画は、2~3分の自分のサーフィンのクリップ(彼らはこれを“セクション”と呼ぶ)をサーファーに提出させ、それをウェブ上でインナーセクションの会員たち(誰でも会員になれる。無料)にジャッジさせるという画期的な企画である。コンテスタントのなかにはパーコのような超一流プロもいれば、今回“ベスト・セクション賞”に輝いたアウターアイランド出身のほぼ無名に近いサーファーもいる。もっともエキサイティングなサーフィンをし、完成度の高い映像をクリエイトしたサーファー&ビデオグラファーのチームが勝つのだ。「マットが最優秀賞に選ばれたことで、いかに公平であるかが証明されたね。ビッグネームでもないネイバーアイランドの彼が選ばれたってことは、彼のセクションがもっともエキサイティングだったってこと。彼のセクションを実際に観たら、異議を唱える者はいないよ」とテイラーは語る。去年、インナーセクションのコンテスタントに一旦選ばれると、ヨーロッパのOxbowがマットのスポンサードに名乗りをあげた。Oxbowは彼をサーフトリップに送り出し、エキゾチックなロケーションでの映像が彼のセクションに加わった。それまで彼はマウイから出たこともなかったっていうんだから、いかにこのプロジェクトに参加したことで彼を取り巻く状況がいい方向へと猛スピードで進行したのがわかる。10万ドルをどうするか聞かれると、「ぼくの夢は地元マウイのハイクに土地と家を持つこと。その頭金にしたい」と21歳にしては堅実な返事が返ってきた。かとおもえば、余ったお金でジェットスキーを買って、大きなパーティーを何度か催したいという21歳らしいコメントも残していた。マットとその他19名のサーファーのセクションが収録されたDVDは今年12月に発売される。インナーセクションの会員になって次回のコンテストで投票してみたいという方は、オフィシャルウェブサイト(http://innersection.tv/)でメンバーシップをゲットしよう。次のバトルは4月1日から開始されるらしいよ。また、マットのセクションを鑑賞したい方は、(http://innersection.tv/news/233)をチェック!!!
移籍のしわ寄せ
こっちにきて、やはり話題になっていたのはステファニー・ギルモアの移籍話。
ま、金額云々のような興味本位の方向というよりは、なんかもっと身近な問題。さすがオーストラリア。
ステファニーの高額獲得により、クイックシルバーの下のほうのライダーが続々カットされるとか、リップカールが女子のイベントのスポンサーを突然降りたりとか。
ま、どちらも両者の置かれている状況を考えれば、妥当なんだけどね。だってリップカールはステファニーがいるから女子のイベントにお金を出す、ってのはうなずけるでしょ。クイックにしたって、この不景気のさなか、億を越える出費なわけだから、どこかでしめないとね。
でも噂話ではあるけど、この移籍はちょっと遺恨を残しそうだという情報も入ってきている。
なんか、突然だったらしいよ。去られたほうのリップカールにしてみれば寝耳に水のような状況だったようだよ。
そういうことだとすると、腹いせにオウエン、タイラーのライト兄弟にガッツリエネルギーを注ぎ込むんだろうなぁ、みたいな。だから、女子のラウンドワンのタイラー・ライト(リップカール)とステファニー・ギルモア(クイックシルバー)の対決はそっちの方角でも因縁の対決だったわけだよね。
まぁ、クイックシルバーサイドではもう、初めてこのゴールドコーストのイベントにステファニーがワイルドカードで出てきて、優勝したときからステが欲しかったんだと思う。
リサ・アンダーソンが何度もアプローチしているのを見たもんな。だから、ようやく念願の獲得というわけなんだろうけど、ま、どこの世界にもこういう移籍にまつわるさまざまなゴシップってのはあるよね。











