F+編集長
Tabrigade...
ケリーはワールドツアーに参戦するのか?サーフ業界の疑問に答えるかのように2011年ワールドツアー第一戦に姿を現し、記者会見をするケリーから始まるWater Pocketシリーズ最新作は、全てのインタビュー、会見に日本語字幕が追加され、さらにその場の雰囲気を感じる事ができるようになった。オフィシャルジャッジスコアー付きで、今年の高得点アクションがわかるようになっているのもwater...
ナイキ6.0が動き出す
ここの所、業界のインサイダーの間じゃナイキ6.0が来年オーストラリアのサーフイベントを本格的にスポンサーするってウワサで持ちきりだった。ナイキもASPもオフィシャルなラインではノーコメントを貫き通しているけど、インサイダー情報によれば、ここ数日中には公式に発表される予定のようだ。そう、ナイキ6.0コンテストが2012年の春、ゴールドコーストとベルズの間にシドニー、マンリービーチで行われるんじゃないだろうか。ウワサが本当なら、ナイキのイベントはオーストラリアで行われた試合の過去最高レベルの賞金になる。何しろウワサではミリオンダラーイベントということだから。じゃ、もうひとつWTがオーストラリアで行われるのかってーいや、そうは思わないな。なぜならルールでは1カ国では最大2試合しかWTイベントは認められてないからだ。その2試合の枠はすでにクイックシルバーとリップカールで埋まっている。そうなるとおそらくナイキ6.0のイベントはプライムってことになるんだと思う。ハーレーのUSオープンと同じような感じだね。ま、ハーレーはナイキのサーフウエアレーベルなんだけど。マンリーってのはちょっと奇妙な場所かなって思うけど、逆に完璧な場所かな、とも思う。シドニーの南、ボンダイのエリアで、1964年には最初のワールドタイトルイベントが行われ、バーナード“ミジェット”ファレリーが優勝、その後もコカ・コーラサーフアバウトで、サイモン・アンダーソンやラビット・バーソロミュー、そしてウエイン・リンチ、ラリー・ブレアなどが活躍した場所だ。マンリーは90年代には、キャロル、ポッツ、ダミアン・ハードマン、ニッキ―・ウッド、ガーラック、バートン・リンチあたりが、髪の毛ふさふさだったタイトルを取る前のケリーと対決した場所でもある。じゃ、波的に3月4月のマンリーはどうなのか、というと、そんなにいいシーズンとはいえない。レイン・ビーチェリーがここ数年、女子のWTをマンリーで開催しようでも8としているが、なかなか波には当たっていない。ただ、80年代90年代のイメージだといい波なので、待つしかないということなのか。もうひとつ、ナイキ6.0がマンリーをミリオンダラーイベントの会場とするのではないかと考えられる理由に、元ワールドチャンピオンのバートン・リンチの存在がある。バートンはご存知のとおり、ナイキの持つサーフレーベル、ハーレーのアンバサダーで、なおかつマンリーの出身。彼がコンテストディレクターを勤めても何の不思議もない。それか、ラビット・バーソロミューでもいい。ラビットも今はハーレーのアンバサダーだ。ラビットは先ごろアメリカのナイキヘッドクオーターにいたことが明らかで、その会話をこっそり聞けたら楽しかったのに、と思う。ナイキはWTをやりたいんじゃないかってー 僕もそう思う。でもね、マーガレットリバーのドラッグアウェアプロがここ数年プライムからWTにグレードアップを試みてるんだけど、出来ないんだ。お金は足りてる。だけどひとつの国で2イベントまでってルールが邪魔してるんだよ。じゃ、なんで今年、アメリカで3試合、ニューヨーク、トラッスルズ、そしてサンフランシスコってやってもいいんだよ、という素朴な疑問。ASPの答えは、リップカールサーチは1箇所で一度しか開催されない特殊なイベントで例外だから。それじゃ、パイプマスターズを入れたらー ハワイってアメリカでしょー ハワイいれたら2012年はアメリカで4試合あることになるんだよ。で、それに対するASPの答えは、ハワイは別だから。オッケー。どっちにしてもこれでナイキが公式にオーストラリアのサーフィンインダストリーに参入してくることは間違いない。記録破りのプライズマネーのプライム、アレホ・ムニーツとローラ・エネバーのふたりのジュニアチャンピオン、2011年のワールドチャンピオンになる可能性の高いカリッサ・ムーア、ワールドチャンピオンにはまだちょっと遠いけど、ミシェル・ボレーズにジュリアン・ウイルソンと、着々とチームを作っている。サーフィン界は長いことずっとビッグ3に牛耳られていた。しかし、今、巨象が動き出した。詳細は公式発表を待つことにしよう。写真さまざまなコンテストが行われたマンリービーチバートン・リンチケリー・スレーターブラッド・ガーラックニッキー・ウッドマンリーはシドニーエリアのにぎやかなメインビーチだ"
F+002できた~
で、できあがりました~、F+002!
ってまだ印刷の最中ではあるんですが、私の手は離れたってことで。
この不景気のさなか、製紙会社被災で紙は値上がりするし、広告は取れないしで、ユニットみんなで首吊りか、ぐらいの失速の中、それでもクオリティは保ち、会員様とのお約束は守らねば、で、頑張りました。しっかし、厳しいね。
表紙は本邦初、じゃないのかな、女子って。わからないけど、アメリカではサーフィンだかサーファーの表紙がリサ・アンダーソンだったことはあったけど、日本ではなかったんじゃないかな。F+002の表紙は、ごいす~、のカリッサ・ムーア。
今のところ全試合ファイナル進出、優勝3回2位2回。ケリーもびっくりな活躍と、そのサーフィンの素晴らしさに敬意を表して。
ま、ビキニもいいじゃん、夏に向けてのビジュアルとしては。
内容は、ゴールドコースト、ベルズのバックステージ写真集、インタビューはテイラー・ノックス、大野修聖、コンテストはゴールドコーストとベルズ。ここで興味深いのは元ツアラーのロス・ウイリアムスのコンテストレポート。やっぱり元その現場で戦ってた人は、目線が鋭くて面白いよ。
そしてシャーマンのケリー・スレーター写真集は好評発売中だけど、ケリーの10度のタイトルすべての表彰パーティに居合わせたピーター“ジョリ”ウイルソンのKS10、トリップは、ケリー、シェーン・ドリアン、ロス・ウイリアムスのコスタリカ。昔はいつも一緒にツアーを回っていた仲良し3人組が久しぶりに顔を揃えた。
どれも読み応えがあって面白いけど、私が今回最も気に入ってるのは巻頭のコラムかな。何度も自画自賛しちゃったし(笑)。
6月10日には会員の皆様には確実にお手元に届くし、まだ会員でない方は会員になればシェーン・ドリアンのTシャツとともにおうちに届きま~す。
会員募集についてはここでみてね。
F+パートナーショップに行けばF+002は6月10日には無料配布されてるはずだよ。
アンディの薬物使用を認める声明を遺族が発表
アンディ・アイアンズの検死結果の発表が30日間延期されたことに関して取り沙汰されているが、ついにアンディの家族が沈黙を破って声明文を発表した。声明文はアンディに薬物乱用の事実があったことを認めており、アンディの悲劇の死以来、世界中のサーファーのあいだで噂されてきた事件が新たな展開をみせている。ハワイのニュース番組、Hawaii News...
ジャッジの言い訳?
先に行われたブラジルのビラボンプロでのジャッジングか世界的に問題になっていて、以前ならみんながおかしいと思ってもそれがジャッジに伝わる方法はなかったわけだけど、このインターネット時代、ツイッターだのブログだのいろんな所で語られちゃうわけで、声はダイレクトに届くようになった。
このコメントの内容はF+サイトのニュースに上がってますので読んでください。
で、それにしても、ジャッジングに関してASPがオフィシャルでコメントを流すというのは初めてじゃないかと思う。
それは、インターネットで見てる画像では本当の事はわからないのいよ、という論調。
で、これは相当正しい。私がどこかで書いたことをパクってるんじゃないかと思うぐらい同じことを言っていた。
スピードは映像には出ない。波全体が見えないと、本当の難易度はわからない、などなど。ホント、画面見ただけじゃ何も語れないのは事実なわけよ。
正しいんだけど、じゃ、なんで画像でのリプレイをジャッジングに加えるのか? って疑問というか矛盾というかが出てきてしまう。今ジャッジはリプレイ画像も取り入れてるから。
そして、最も私が違和感を覚えたのは、あのジャッジを疑問視しているのはインターネットの画面で見ていた人だけじゃないという事実があるのに、この説明? というあたりだ。
いろいろコメントしている人の中には、現場で見ていた選手たちも含まれている。選手というのはWTレベルになれば恐ろしいぐらいいろんなことがわかっていて、特にジャッジングに関しては、正しいポイントは選手本人が一番良くわかっている。
もちろんオーバースコアは黙ってそのままちゃっかりもらうし、アンダースコアならプンプン。
そしてジャッジクライテリアはジャッジと選手との話し合いの中から毎年決まって、ルールブックに書かれていくもので、決してジャッジだけが独断でクライテリアを決めるものではない。
で、あれだけ選手の間でも問題になっているのに、ここにきてのあのリリースってのは、もう何をどうひっくり返しても、言い訳にしか聞こえなくなってしまう。でもって、その問題のオンデマンドムービーは削除されてるってのもいただけない。
こうこうこういうわけで、ビデオとは違うとだいぶ具体的に書いてあったから、だったらその違うビデオは残しておいたほうがいいと思う。
消されちゃえば誰だって、あ~あ、証拠隠滅じゃ~ん、と思う。
それよりなにより、ジャッジたるもの、言い訳とか解説とかしないほうがいいかもしれない。もちろんヘッドジャッジは選手の抗議に対する回答はマストだけど、一般人に対してまでそれをやる必要があるのかどうか。
どんなにうるさく騒がれても、俺たちがルールブックだ、ぐらいの覚悟で沈黙を貫いたほうが良かったんじゃないかな、と思うし、今まではそうだったと思う。
だって、もうこうなると、あぁ、やっぱ気にしてるんだ……って私ですら思うし、スーザだっていい迷惑じゃん。
問題のジャッジに関するASPのリリース
以下、ASPから出されたリリースにあったオウエン・ライトとエイドリアーノ・デスーザのポイントの問題に関するジャッジからのコメント。ファイナルデーはドラマチックなヒートかたくさん繰り広げられた。その中でもクオーターファイナルのデ・スーザ対ライトは特筆すべきものだった。そのヒートはメディアやファンや選手たちの間でかなり大きく取りざたされた。ASPインターナショナルのジャッジパネルは、混乱を避けるため、専門家の見解からのこのヒートの結果を説明することにした。まず始めに、今のジャッジクライテリアを、特に厳しいセクションでの難しいマニューバーという部分を再度確認しておきたい。サーファーはジャッジ基準にそって、ハイスコアをあげるようにサーフしなければならない。そしてジャッジは主に下記のような要素を考慮してスコア決めるマニューバーが行われるセクションと難易度革新的で進歩的なマニューバーであるかどうか主なマニューバーの組み合わせマニューバーのバラエティスピード、パワー、そして流れコンテストのロケーションやその日の波のコンディションによって、特に重視される要素もある。また、それが一日の中で変化することもあるで、上記を踏まえて、エイドリアーノのライディングだが、波はオンラインで見るよりずっとサイズがあり、ウェブカメラでは波の下半分が切れてしまっている。これだけで語るならなんとでも言えるが、実際にはオンデマンドの映像だけでは正確なジャッジは不可能に近い。スーザが着地したときに彼の後ろにあったホワイトウオーターのサイズとフローターで駆け抜けた距離をみれば、どれだけ厳しい場所でどれだけ難しい着地だったかは、限られた画面のウェブ上ではわからない。そしてそれはオンデマンドでは見えない部分なのだ。スーザはサンドバーのすごい奥の厳しいセクションからマニューバーをしかけた。あの日のコンディションは、、小さめだけど2~3マニューバーで少し長く乗れる波があり、それらはソフトでイージーな波。もうひとつはセットの波で、ショートライドだけどメイクは難しいという2つのタイプがあった。オウエンはあのクオーターで小さいほうの波を選び、技数は多かったがパンチがなかった。あのファイナルデーは普段より高めのポイントがついているワンターンがたくさんあった。でもどっち道波は2~3ターンしか出来ない波。だからわれわれはスケールを合わせた。ここで重要な事は、クライテリアにはサーファーはいくつかのターンをしなければハイポイントにはならないということが一切決められていないことだ。ここ1年半、サーファーたちはより大きなマニューバーを目指してやってきている。また、画面上ででもうひとつわからないのは、そのスピードだ。セットの波があのバンクでブレイクしているとき、小さめの波のほうはずっとスローにブレイクしているのがわかる。カメラアングルによっても見えない部分もあるし、どのぐらい厳しいセクションなのかがわからないことがある。自分たちジャッジの仕事は、クライテリアの限界を攻めているサーファーを高く評価することだ。オウエンのエアーもいいマニューバー(それはほとんどのサーファーがやる技でもある)だけど、行われていたセクションは比較的楽なセクションだった。スーザのフローターはすごく厳しいセクションで行われた。もしオウエンの2本のスコアラインに乗った波のファーストターンが、もっと大きくて厳しいターンだったら、もっと高いポイントが出たと思う。議論は別にしても、トップレベルのサーフィンファンとしてみなさんは、小さくてイージーな波でのいいターンを見たいか、ヘビーなどうしようもないクローズアウトセクションでのいいターンを見たいかって話なんだ。確かにあれは微妙なクロスヒートだった。でもベストサーファーの集まってるツアーじゃ、ああいったクロスヒートはいくらでもあるものだ。ASPインターナショナルメディア部門は、ヒートオンデマンドビデオの質の向上を目指します。実際にいままで、ビデオのライディングと実際のポイントが間違えてつけられていたりする事が良く起きていました。ライディングが途中でカットされたりすることで、実際にどんなことが起きているのかがわかりにくい部分もあり、今回のファンの方々からの貴重なご意見を真摯に受けとめ、すみやかに改善につとめてまいる所存です。とまぁ、こんな話。
アンディの検死結果公表延期
今週公表される予定だったアンディ・アイアンズの検死結果が、再び先送りされることになったと米国の各種メディアが報告している。去年の11月2日、テキサスの空港に隣接するグランドハイアットホテルの一室で変死体となって発見された3xワールドチャンピオンのアンディ・アイアンズだが、彼の死因については様々な憶測が飛んでおり、死後半年経った今日でも当局からの正式な発表がないままここまできている。それというのも、去年の12月、アンディの未亡人リンディーが、「家族を守るため、そしてアンディ・アイアンズというブランドイメージを損なわないために」という理由で検死結果の発表を6ヶ月引き伸ばすことを裁判所に願い出て、それが受理されたのだ。他界したあとでも、アンディ・アイアンズという商品は我々が想像する以上に価値のあるものということだろうか。そして、今回、5月20日に検死結果が発表されるところだったのだが、リンディーが再び裁判所に発表を遅らせる請願書を提出。それが受け入れられ、アンディの家族と彼らの弁護士だけに30日間の猶予があたえられ、優先的に検死結果を閲覧できるようにした。アンディの検死結果は情報公開法に基づく公のインフォメーションであるから、これ以上の延長はおそらく認められないだろう。世界中のサーファーから愛されたアンディ。彼の劇的な最後を包む謎は、すでに解き明かされ、もう間もなく公表されることになる。
ライブとビールとソラマメ
ブラジルでは男子に第3戦がおこなわれていて、今晩、ま、つまり明日の朝までラウンド2が行われている。昼夜正反対で、時差12時間って言うのもそう悪くはなく、晩酌のつまみに試合観戦という、ライブウェブキャスト時代だな。
女子は一足早く終わってて、カリッサ・ムーア今期3勝目。すでにタイトル争いはカリッサとサリー・フィッツギボンスのふたりだけ。
ま、女子はあと2試合しかないんだけどね。今のところカリッサ全試合ファイナルだから、これ、最終戦まで続けると記録かも。
男子は始まったばかりなので、まだこの試合がどんな流れかはわからないけど、ライブで見るとなると、ワイヤレスを家に飛ばしたいって話になるわけで、早速無線ルーターを買い、うちもワイヤレス化完了。
パソコンとテレビをつなげば、リビングのテレビで見れるのよね、ライブ。
ま、そこまでして見たいわけでもないんだけど、なんか、F+サイトがスタートしてから、試合に行かないからお休み、って ワケにも行かないようで、う~ん、面倒なことになったな、と心の底から思っている。
冬に植えたそらまめが収穫期で、これは先に出来たほうの茶豆だったか黒豆だったか、ソラマメにも枝豆みたいに色つきがあるんだよ。ちょっと変わった品種。
昨シーズンお試しで普通のやつ植えてみたら、植えっぱなしOKでラクだったので、今年も植えたんだけど、大豊作。収穫したてを塩ゆでしてビールでしょ。
この豆がね、収穫してさやから取り出したときには茶色なんだけど、ゆでたとたんに黒くなるんだよ。で、鍋とか黄色くなっちゃうし。なにに反応してるんだか知らないけど、すごい変身ぶり。
味はバッチリだけど、色がすごくてチョッとびっくり。でも珍しい物好きのお客様にはウケるかもな。
今締め切りで大忙しなんだけど、バラがまもなく大変な満開になりつつあり、BBQがぁ~~~~……と叫びながら、BBQのヒマなく、次号の原稿書きだわさ。
いやぁ、昨年ダメだった分、今年の東浪見バラ園のバラはすごいのになぁ。