サーフィン競技もテクニックではなくフィジカルなのか

サーフィン競技もテクニックではなくフィジカルなのか

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(パイプで見せたターンはトム・キャロルの代名詞) Photo by joli

サッカーには興味もないし詳しくはないけど、超有名選手の名前は聞いたことがあるし、顔も知っているかもしれない……かもしれない、という失礼なレベルだ。
そんな私でも中田英寿とトッティは聞いたことがある。
この大物たちが対談をしたようで、その中で、現代のサッカーはテクニックではなくフィジカルだ、みたいな話があり、だから面白くなくなった、みたいな主旨の会話があったらしい。もちろん興味がないからその対談を見たり読んだりしたわけではないけど、バラいろダンディ(TOKYO MX)で前園氏がその件を解説していたので、知った。その「テクニックではなくフィジカル」の部分に引っかかって、いろいろ考えた。
まぁ、要は現代サッカーにはテクニックはいらない。猛スピードで何分走り続けられるかが、ゲームのカギを握る、みたいなことなんだけど、確かにそうであり、素晴らしいテクニックやタクティクスを持っていても、走れない選手はいらない、みたいな時代がやってきている、みたいな話をしていた。
これ、けっこうほかのスポーツでも進行中なのかな、という気がする。

特にタイムを争うような記録スポーツではずいぶん前からテクニックではなくフィジカル、という流れで、どうやって選手の無理なサイボーグ化を防ぐかに苦心してきた。
陸上、水泳、スピードスケート……恵まれた体格あっての記録だ。
バレーやバスケなどの球技も高さの時代。柔道という日本のお家芸を危うくしたのもその辺だ。それは「柔よく剛を制す」の時代から、力任せにねじ伏せる時代への変遷でもある。サーフィンもまさにその過渡期にあるかな、と思う。

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