
パイプ本戦スタート。
朝のうちは結構クリーンで、パイプ、バックドアともにあったけど、スピットアウトしてくるのはパイプだったかな。バックドアは出口がなんかワシャワシャだったと思う。

今日イチの波はパイプの幻の1本、ミギュエル・プポの9.93。あれは波もすごかったし、プポもすごかった。おかげでガブ、食らったし。
ガブはなんか終盤まで合わなくて、うわ~、ハマったなぁ、って感じだったけど、終盤にはガブらしいテクニックが見られたので、ラウンド2には調整してくると思う。

タイトルには遠いけど可能性のあるジョーディ。今日一番安定してたと思う。好調、危なげなし。ジョンジョンもバックドア危なげなし。

でもやっぱりケリーかな、きょうのところは。なんていうのかな、決してジョンジョンも悪くないし、ジョーディもいいわけだけど、なんつ~の、サーフィンに品があるというか、優雅というか、しなやか。ソフトで繊細で柔らかいタッチとでも言いましょうかね。雑味がない。無駄がない。いとも簡単にバレル抜けちゃう。現実には簡単じゃないんだよ、他の人にとっては。ジョンジョンの次にケリーのヒートだったけど、明らかにケリーのほうが美しかったもんな。いきなりバレルインという絶妙なタイミングでの、この二人しかできないテイクオフは同じだったけど、なんかねぇ、違う。サーフィンに表現力なんて求められないけど、なんかそんな感じの差があるかな。やっぱうまいんだなぁ、この人は、と思った。まだ65%とかの力でしかやれないって話だけど、65%であれやられちゃ、他の人厳しいね。逆に65%だからしなやかなのかな。アヒルと白鳥の差(笑)
結局ラウンド1の9ヒート目まででストップ。風も悪く、波もサイズダウン。明日からずっとこの風なので、今年のパイプはどうなることやら。どっちにしてもあと2日で終わらなくちゃならないわけで、デュアルヒートを使っても結構いっぱいいっぱい。波が予報通りなら、この後数日はオフ。