c ASP / Cestari
ガブか?
本当にガブなのか? でもま、本当に嬉しそうだから、いいか。許すか……
って感じの、かなり変な終わり方だった。もう6時過ぎで真っ暗で、おばさん朝6時から夕方6時の12時間勤務で疲れ果てて、ウェブのレポートなんかどうでもいいか、みたいな。
きっと元気だったらこの結果にはキーキーに怒ってたかもね。でもすでに怒りのエネルギーすらなしです。
2014年、新体制のASPワールドツアー初戦は女子ロキシープロ、ステファニー・ギルモア→あくまで順当、男子クイックシルバープロ、ガブリエル・メディーナ→マジかいや~的な
ま、この両者がタイトルレースをリードしてのスタート。バックハンドの選手がスナッパーで優勝するのは2004年のミック・ロウ以来だ。
ガブリエル・メディーナ
う~ん、なんだったのかね。ま、冷静に考えてみれば、ガブはあくまでガブだったというか、本当にガブらしい勝ち方だったと思う。どんな状況でも、どんな相手でも、どんな波でも、そこで自分の今できるすべてを2本、確実にやる。シンプルにそれだけ。
ガブリエル・メディーナという選手は、ジュニアのころから見てきたけど、ずっとそうだった。つまり、あきらめずにきっちり自分の今できることを100%試合で出すことができれば、ガブのところまで行ける、ってことだ。
今日だってそうだ。パーコ全開、ファイナルなんて誰もガブが勝つなんて思ってなかった。
ジョエル・パーキンソン
あそこまでパーコのペースでやられれば、普通は、ケリーですらバラバラに壊れるし、ヤケになったりして一発狙いに走ったりする。でもね、そこがガブなんだよね。決してあきらめず、自分ができるハイスコアを重ねていく。パーコが9点7点の16点、ガブが8点2本の16点、ま、端数をはしょればそういう話なんだけど、コンマ以下の勝負で、ガブの逆転勝ち。0.06差。しかもガブのベスト2は最後の2本。パーコに必要だったのはたったの7.33。いや、今日のパーコにしたらホント、たったの7.33ですわ。
ま、この0.06もそうなんだけど、その前のタジとのヒートのニード7.21のところの7.23ってのも、なんなのかな、と。
それらを考えると、今日はガブの日だったんでしょうね。サーフィンは、パーコと比べれば、まるで薄くて軽くてつまらなかったけど、とてもガブらしい勝ち方だったと思う。
表彰式で、最後にたくさん詰めかけていたブラジルのファンに向けてポルトガル語でメッセージを送ったあたりは、もうなんか、不覚にもガブに持ってかれたね。
カリッサ・ムーア
ステファニー・ギルモア
女子はステファニー。カリッサとのセミを見ると、やっぱりレールワークはステなんだな、って感じだった。ステ完全復活の感強し。
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