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アル・ハント氏のサーフィン雑誌コレクション

タヒチではCTの最終戦がスタートし、男女ラウンド1、女子ラウンド2が終わって、この先波もなさそうなので、ちょっと休み、みたいなことになっている。 なんかあの波でラウンドワンやるってことはこの先波なさそうな予報なのかな、とは思う。オリンピックもあの波なら助かるって思っている選手はたくさんいるんだろうな。火曜日あたりに波が上がりそうなので、そこでデュアル使ってやっつけるか。 なんか今シーズンはすっとデュアルで消化みたいなことになってて、もうずっとデュアルにするか、人数減らせば? みたいな感じがする。波が余ったためしがないもんな。 ハーフカットで人数減ってても波が足りないわけだから、なんか考えなくてはいけないんじゃないのかな。まぁ、昔のことを考えれば、やっつけでもなんでも、そこそこ波のある時にやってるんだから、だいぶ改善はされてるといえるのか。昔はさ、本当にセットすねぐらいでやったこともあったもんな。立ったら勝ち。でも立った瞬間フィンが砂にめり込んで止まる、みたいな(笑)。サーフィン上手いも下手もない試合。 そんなころからずっと、ツアーはこの人がいないと回らない、というツアーの運営サイドのヌシ的立ち位置にいたアル・ハントさんというツアーマネジャー。世界が認めた歩くルールブック、ツアーの生き字引、コンペエンサイクロペディア。WSLになっても少しツアーにいたかな。とにかく、何を聞いてもアルなら答えが返ってくるという、ものすごい人。 ちょっと前にようやくリタイアできて、ここ数年はゆっくりとリタイアライフを楽しんでいるが、この人の趣味は世界のサーフィン雑誌集め。まぁ、長年ツアーを回って集めたコレクションは膨大なもので、世界中のサーフィン雑誌を保管している。 この度、そのコレクションがヌーササーフミュージアムに展示されるらしい。 続きを見る

板が動いていることを見るのではなく、動かし方を見ないといかん

釣ヶ崎海岸、志田下ではコンテストゴールデンウイークが明けたのに、まだあるか、の第4回なみのり甲子園。いくら夏休みとはいえ毎日のように大会漬けのキッズ、ジュニア、といった様相だ。 いやぁ、見たなぁ、日本の若手。5年先、10年先のトップ選手の卵の現状をホントくまなく見た。もうねぇ、ちょうどキラキラネームって言葉が世の中に出てきたころに生まれた子供たちなわけで、マジみんなキラキラで書けない読めない(笑)。あちこちサーチしてその字を知ったところで、どうやったらそれが単漢字で出てくるかすらわからんわけで、この年代はみんなカタカナ表記でお願いします、と言いたい。ライター泣かせ。 海の向こうでは、たとえキラキラでもアルファベットさえ知っていれば書ける人たちのチャレンジャーシリーズ、USオープンが終了。 メンズはマウイのイーライ・ハンネマンがCS初優勝。ウイメンズはサンクレメンテのソイヤー・リンブラッド。 続きを見る

志田下でのコンテスト・ゴールデンウィークを終えて

釣ヶ崎海岸、志田下では国内最大のQS3000、続けてプロジュニア、アンダー16、アンダー12のチャレンジイベントなど10日間ベタでの大会に次ぐ大会、コンテストゴールデンウイークとなっていた。私もベタでリリースゴールデンウイークとなっていた。 分離不安の犬のみっくんは、この日のために24時間放し飼いで預かってくれるペットホテルを1か月ほどかけて体験練習ののち、ベタでお預け。もうすっかりそこの子となって、他の犬たちとのびのび走り回っている。犬のいない生活って、朝晩時間に余裕があって、家庭内ストーキングもされなくて静か(笑)。みっくんは、集団生活を上手にできる子、という評価をいただきました。 酷暑の中、一日中コンテスト会場にいて、毎日THE SURF...

CTは残すはタヒチ1試合。ファイナルファイブの座席を占う

釣ヶ崎海岸、志田下では国内最大のQS3000開催中で、続けてプロジュニア、アンダー16、アンダー12のチャレンジイベントなど10日間ベタでの大会に次ぐ大会、コンテストゴールデンウイークとなっている。隣接の会場では一宮サーフィンフェスティバルが行われていて、トークショーやフラ、吉本タレントが会場をにぎわせてくれるネタステージなど、夏のビッグイベントで盛り上がっている。詳細はHPで。 そんなわけで国内は早くも夏の騒ぎ真っ盛りなわけだけど、CTのほうは残すところタヒチ1試合。ファイナルファイブの座席もだいぶ埋まってきた。 メンズはフィリッペ・トリード、イーサン・ユーイング、グリフィン・コラピントが確定、今現在残り2席にいるのがジョアオ・チアンカ、ヤゴ・ドラで、このふたりはタヒチの結果によっては入れ替わる可能性がある。 その入れ替わりを狙うのがガブリエル・メディーナ、ジョンジョン・フローレンス、ジャック・ロビンソンあたり。タヒチという会場を考えると、この3人はガチな優勝候補なので、ラスト2席が入れ替わる可能性は十分にあるという、ちょっと興味深い展開になっている。 女子のほうはすでに4席が埋まり、カリッサ・ムーア、タイラー・ライト、キャロライン・マークス、モーリー・ピックラムが確定、現在5位のケイトリン・シマーズをレイキー・ピーターソン、ステファニー・ギルモアが追う形だ。ステファニーは昨年も逆転で5位に滑り込んでのワールドタイトルという経験をしているので、虎視眈々と狙っているだろう。 ちょっと遅くはなったけど、Jベイ。 いや~、フィリッペ、相変わらずすげ~な。サーフィンは忙しくて目が回るしうるさいけど、やってることのディテールをよく見ると、もうしょうがないほど加速加速。 続きを見る

ミカラ・ジョーンズとの日本での思い出

なんかここの所意外な人の訃報が多く、う~ん、人って死んじゃうんだなぁ、と日々思い知らされている感のある今日この頃。 先日ミカラ・ジョーンズがサーフィン中の事故で44歳にしてなくなって、本当に驚いた。訃報にも驚いたけど、あのミカラがもう44歳になっていたことにも驚いた。 日本ではミカラのお姉さんでモデルだった、マリア・ジョーンズのほうが有名だったんだろうと思う。元コナン・ヘイズの嫁。マリア、ミカラ、その下にダニエルというジョーンズ兄弟で、お父さんはドクター・ジョーンズ、歯医者さんで、ロッキーポイントのビーチフロントに家があった。だからロッキーデーにはジョーンズハウスはあの辺のモーメンタムな人々のたまり場になっていた。 ミカラはもう20年以上バリに住んでいて、奥さんのエマはケリーのGFのカラニやドリアンの奥さんのリサが手掛けているビキニビジネスの商品の制作をバリで引き受けていた。 大昔にミカラがまだジュニアだった頃、日本を一緒に旅したことがある。なんで旅を共にすることになったのかは覚えていないけど、徳島空港から生見にむけてのドライブを共にした。 続きを見る

ネコの薬を飲んじゃった私が考える、五輪に向けた強化計画

四捨五入すれば70歳になってしまう今日この頃。あちこちガタが来ていて、コナー・オレアリーの移籍申請どころではない(笑)。まぁ、現在手続き進行中の事案なので、質問も来ているけどスルーさせてもらいます。しかし、現実問題2024オリンピックでタヒチ、チョープーがあのグリグリのコンディションになってしまったら、ワールドスタンダードレベルで戦えそうな選手って、日本がらみではカノアとコナーしか思い浮かばないので、早急に移籍完了よろしくなわけだけど、シーズン中なので、2023CTからの選出枠には間に合わず、タヒチを狙うなら2024WSGでの結果次第ということになるのだろう。現状日本にもチョープーを滑れる選手はいるだろうけど、チョープーが牙をむいたときにあのレベルでの戦いとなるとね、正直なところいないと思う。 写真の薬、左は猫のユウマ君の抗生物質の飲み薬、右は私のヒザ、腰、股関節周りの鎮痛消炎剤。似てますよね、ね~、あ~そっくりで見分けがつかない~(笑)。 そうなんです。飲んじゃいました、ネコの薬。 続きを見る

厳しい場所を厳しく攻めた勝利

ブラジルは、男子ヤゴ・ドラ初優勝、女子ケイトリン・シマーズ、ルーキーにして今シーズン2勝目。 ふたりともポイントは厳しい場所を、厳しく攻める、だったと思う。勝ち方というか、勝つ要素がすごく似ていたように思う。 まぁ、ヤゴのファイナルはあのエアーの10点満点に尽きるわけだけど、ワンマニューバーながら、あんなにきれいに理想的なタイミングと理想的なラインでのエアーメイクって、あまり見ないと思う。まるでサーフィンゲームの中のワンシーンみたいだったもんな。もっとこうすればとか、もう少しここずらして、とか、一切なしで、まるで危なげなしのフルローテーション、フラットボトムランディング、針1本分の乱れもなしだったと思う。あれが10点満点なのかどうかは意見の分かれるところだとは思うけど、あのワンマニューバーという切り取り方をするなら、マイナスポイントはゼロだったと思う。まさにパーフェクトなワンマニューバーだった。 続きを見る

故・小川直久プロのお別れ会

25日の日曜日、鴨川で先に亡くなった小川直久のお別れ会が行われた。 私は自分の中のその人のイメージを祭壇の遺影とかで上書きしたくなくて、不義理を承知で不幸ごとをスルーしたりする。同じ理由で病院へのお見舞いとかも不得意だ。やはり病床を見下ろす感じの画像で、私の中にあるその人の思い出を上書きしたくない。まぁ、現実を認めたくない、みたいな気持ちもあるんだけど、近しければ近しいほど、足が重くなってしまう。 しかしさすがに今回はスルーできなくて、出席した。でも、結果なんか行ってよかったかな、って思ったのはおそらく参加したみんなが感じたことだと思う。不幸ごとではあるので、不謹慎と言われればその通りで申し訳ないけど、ぶっちゃけ楽しかったなぁ。 続きを見る

ハイスコアを出させたフィリッペのやっていること

エルサルバドルはグリフィン対フィリッペという、ある意味王道というか、このタイミングでのツートップの戦いになった。勝ったのはフィリッペ・トリード。 まぁ、あそこまでやられたら、ジャッジ云々の話ではなく、点出さざるをえないし、逆にあそこまでやらないとブラジル人は点もらえないんだよ、というガブの主張する部分なんだろうな、と思う。 とにかく、技の繰り出しのタイミングが早い。他の選手が2ターン入れる距離で3ターン入れる感じ。詰め込み放題、一瞬たりともレールが休んでいる時間がない。当てて下りて当てて下りての繰り返しで、そのひとつひとつのクオリティが高いし、蹴り飛ばしてるだけではないので、ターンごとに加速しながら次のターンにつなげていると思う。スゲーな、フィリッペ。 続きを見る

ガブリエルのWSLジャッジ批判について

私はSNSノータッチ派なので、超うといほうなんだけど、知り合いからガブのインスタ炎上話を聞いて、その後いろんな人からどう思うかを問われたので、個人的な意見として書いておこうと思う。 事の成り行きというか、あらすじはTHE SURF...