F+編集長
ミックとロスのオンライントークセッションが面白かった
試合じゃないときのWSLのホームページ記事なんかは絶対見ない派なので、気にもしてないけど、先日Getting heatedシリーズがスタートというリリースがきていて、キャスティングが興味深かったので、つい見てしまった。
売り文句としては、ワールドチャンピオンのミック・ファニングと、モーメンタム・ジェネレーションのロス・ウイリアムスが歯に衣着せぬ本音トークで、今のサーフシーンを斬る。みたいなことだった。
これが他の誰かならまるで気にも留めなかったろうけど、ミックもロスもよく知る友人だし、知的なうえに観察力も分析力もある彼らが本音で話すとなれば、そりゃ相当面白いはず、と期待した。相変わらずのCMはうんざりイライラだったけど、面白かったね。
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けっこうシリアスにWSLピンチかも
あけましておめでとうございます
コロナ感染者を出したパイプのイベントをあんなに短期間で再開するなら、サンセットもサンタクルーズも強行なんだろうなと思っていたけど、違ったね。
サンセットはキャンセル、サンタクルーズはリムーアのプールイベントのあたりまで延期。次の試合予定は4月のベルズということになった。
さすがに試合開催中に関係者の中から感染者を出したイベントに、ハワイ州政府はその後のイベントの開催継続の許可を出さなかった、ってことなんだろう。パイプ再開の許可を出したことが不思議なくらいだ。
サンセットイベントに向けてハワイで年末年始を過ごした選手の皆様、お疲れさまでした。
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ケリーのインターフェアから見えた…全盛期のケリーにあって今はないものとは
サメもコロナもあったけど、何事もなかったかのように2021ツアーの初戦が終了した。
この後サンセット、サンタクルーズとアメリカ行脚が続くので、アメリカ以外の選手たちは年末年始はハワイでってことになるんだろう。
国内外の行き来が原則的に禁じられているオーストラリアの選手たちは、政府から許可を得ての出場で、その許可の条件の中に3か月は帰らない、みたいなことが含まれているらしいので、どんなに帰りたくても帰れないらしい。可哀そう。
近所のワンワンコミュニティの人が、あのケリーの最後のバックドアは10点にはならないですかね、と聞いてきたので、みんな見てるんだなぁ、と思った。
私はプライオリティがジョンジョンだったので、どのみちノーカウントなので、点をつける、という目線では見ていなかったけど、そうね、限りなく10点に近かったかもしれない。逆転させてもいいし、0.01足りなくてもいい。
ケリーのプライオリティで終了間際、ビーチのギャラリー大興奮、という空気感が後押しすれば、ドラマになったかもしれない、とは思う。
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長年の夢かなったジョンジョン。遂にケリー越えたか
ジョンジョン、長年の夢かなう、タイラー・ライト、女子史上初のパイプクイーン。
ま、ガチガチの結果かな。
男子は次元の違う3人と進化速度の次元が違うひとりのセミ4名。
ケリー、ジョンジョン、ガブはやってることの次元が他とまるで違うし、そこまではいかないけど、イタロのパイプバックドアのサーフィンの進化ぶりは、それはそれで別の意味での次元違い。アーリーラウンドでは結構番狂わせとかあったけど、後半は予想通りというか、こうなるしかない感じの初戦、パイプマスターズだったと思う。
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パイプ再開、2021ツアーはサバイバル
どうもジャック・ロビンソンとボルコムのロゴがしっくりこない。それよりなによりジャックの大人になりぶりがびっくりだわね。少年のキュート感が消えて、おっさんとは言わないけど、オトナになって話し方も落ち着いた感じ……って、そんなとこ見てる場合ではないね。まぁ、私も日本にいて皆さんと同じ物しか見ていないので、実際に見ていないサーフィンに関してどうこう言える立場じゃないわけだけど。
ふっつ~に再開しちゃいましたね。まぁ、考えてみれば各スポーツとも開けたところから順に感染者出してるわけで、それでもやめたりはしていないので、それに倣う、という感じですか。まぁ、アメリカ、ってのもあるかもね。コロナに関しては緩いので。
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ノースのサーファー界隈は結構コロナ蔓延?パイプ現地写真
現地からサーフフードの江川氏が、どんな感じでやってたのか、パイプ初日のビーチ界隈の写真を送ってくれた。ビーチはクローズとはいえオフザウォールからビーチパークまでで、そのクローズしているフェンスの両側は大丈夫そうなので、けっこうノーマスクでノーテンキなギャラリーの姿も見える……っていうか、けっこう密です。
いつものような設営物も売店も何もないビーチパーク、ビーチもライフガードのテントぐらいで、まぁ、設営費用はかかってないけど、その分感染予防にお金かかってたんだろうな。
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パイプでWSLのCEO等がコロナ陽性、男女とも事件な開幕戦
はーい、出ちゃいましたね、パイプでコロナ。
しかもCEOのエリックさん自ら。CEO含む、というリリースなので、それ以外にも何人かいるんだろう。今はそれが選手に伝染していないかで選手全員PCR検査中、もちろん試合は一時停止。
まぁ、これってある意味想定内だと思うんだよね。どのスポーツでも開けたら開けたところから順に感染者出てるわけだし。
個人的にはただひたすら、開幕は時期尚早だっただけでしょ、と思うけど。
まぁ、CEOが感染者なので、一番遺恨を残さないといえば残さないか。トップだからだれも責められないだろうし(笑)。
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ビフォーケリー時代と現代とのパイプ攻略法の違い
もうすぐ始まるパイプ。31年ぶりに現地で見ない試合。ま、いっか。
この30年の間にパイプのサーフィンは大きく変わっていて、その変遷はディケード(10年)ごとに区切られるとも思うけど、その辺の話はF+033号のパイプのレポートで書いているので、詳しくはそこで、って言ってもその号はもうバックナンバー品切れだけど(笑)。
超はしょれば、今は、セカンドリーフから大きな波に乗って、インサイドのパイプバレルに入る、ではなく、いきなりインサイドの棚のアホのように掘れたところで、テイクオフからドロップの間のバレルも逃さない、です。
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2月で49歳のケリーにとっての2021年はツアーラストイヤーか
いよいよ明日から、一足先にウイメンズから2021CTツアースタート。マウイ。
来週にはメンズのパイプスタート、QSのほうもスケジュールが出て、リリースだけ見ていればふっつ~の年のふっつ~のツアーが始まる感じだ。とはいえ、現実問題選手が自由自在に世界中を行き来できる、という状況とは程遠く、各国で出されているスケジュールも実質的にはリージョン内での試合、というような内容になるんだろうな、と思う。
ノースショアでも感染者は出ていて、みんなピリピリ。関係者は3日ごとにPCR検査らしいけど、某大物サーファーの関係者の奥様がマスクなしパーティ(むこうじゃ普通)でコロナ感染したらしく、濃厚接触者の方々はビクビク。
折悪しくハロウィン、サンクスギビング、クリスマスと、パーティシーズンの真っただ中。感染拡大するんだろうな、って感じは否めない。海じゃ誰もマスクしてないだろうし。
まぁ、それでも始まっちゃえば選手は戦わざるを得ないわけで、リスキーだけどしょうがない。
2021年ツアーが成立するとすれば、ケリーにとっては実質最後の年になるんだと思う。
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来週から2021シーズン開始。CT選手の反応も人それぞれ
あと1週間で12月。 2020年って何だったんだろう(笑)
来週には女子のホノルアベイから2021シーズンがスタートするわけだ。
まぁ、昨年のような「密です」状況のパイプにはならないだろうけど、1971年から連綿と続いてきたパイプマスターズは今シーズンキャンセルになったほかのいくつかのイベントとは違って、また今年も新しいチャンピオンを生むわけだ。
先日のコラムの最後で、私なら行きたくないなぁ、と心から思ったけど、やはり選手の中にもそういう人は多かったようで、開催決定までもめにもめ、最後はWSLサイドの強硬ムードが支配したらしい。まぁ、現在ハワイはアメリカ本土との観光客の往来を開けちゃったことで、あのとんでもない感染爆発を起こしているアメリカ本土から、毎日飛行機でたくさんの人がやってきて、マスクなしでワイキキぶらぶら。医療関係者は冗談じゃない、といったところか。とにかくハワイには病院があまりないから、簡単に医療崩壊が起きる。
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