変身ファニング

変身ファニング

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$F+編集長つのだゆきのブログ

ラウンドワンのF+オリジナルハイライトシーン、F+サイトのビデオコーナーにアップしました。コンテストのときは1日100回ぐらいF+サイトチェックしないとついてこれないよ。
ブログだって2回更新さ!
さて、F+サイトにアップされているミック・ファニングの最新インタビューで、ファニングが以下のように言っている。
「ジャッジが要求してるものは、去年みんな確認できたと思うんだ。その結果いちばん得したのはファンだよ。ジャッジングの基準を変えるっていう話は昔っからあったけど、変化といえる変化は今までなかった。去年いきなり180度転換したりするもんだから、僕らも慌てふためいたよ。でも、それでよかったと思ってる。そっちのほうがエキサイティングだし、新しい技のレパートリーも増えたし、自分のスタイルにも変化を与えた。その変化を認めてくれるといいんだけどね(笑)。こればっかりは始まってみないことには分らないよ」。
確かに彼のいうように、ジャッジ基準の変更で試合でのポイントの出方はだいぶ変わってきたし、選手たちもそれに合わせていろいろ工夫してきている。もちろんファニングもこの言葉どおり、昨シーズン後半からいろいろ組み立てやサーフィンの傾向を変えてきている選手のひとりだし、ファンはそのエキサイティングな試合を楽しんでいる。
それまでのファニングはどちらかというと、きっちりきっちり、無茶はしないで点になるリップを確実に何度も繰り返す、という、どちらかといえば単調な意外性のない組み立て。派手なワイプアウトもない代わりに派手なエアーもないといった感じで、デーンやジョーディに較べると、早いだけでちょっと退屈だなぁ、という感じは否めなかった。
しかしこのところファニングは明らかにその組み立てを変えてきていて、昔ならファニングが試合でエアーというのはとても考えにくかったけど、今はちゃんとリスキーなエアーも組み入れてくる。
今シーズンスタートのこのクイックシルバープロのファニングも、明らかに違っていて、各ターンの変化というものをとても意識しているように見えた。インタビューで言っていることを実行できてるってのがすごいなと思う。頭ではわかっててもなかなか実行できないのが上にいけない人々なわけで、やっぱトップはトップなんだな、と。

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