ロブ・マチャドが自らのシグネーチャーフィンについて語る

ロブ・マチャドが自らのシグネーチャーフィンについて語る

0
シェア

futures システムを実に10年以上に渡り愛用し続けている、ロブ・マチャド。
そんな中で、ロブは自らのフィードバックを元に自身初のシグネチャーフィンを
リリースしたいという希望から、プロジェクトはスタートした。

ロブとfutures が考え付いたコンセプトは、まず流体力学に基づいたドラッグの少ない、
流れるようにスムーズなカーブラインのフィンフォイルを持つこと、そしてもう一つ は
環境への配慮を最優先にした素材であること、その二つの要素が、パーフェクトに調和
されたフィンであることが軸となるプランであった。

そこでロブのシグネチャーフィンにはfutures が得意とするフォイルデザインと、
その極めて正確な製造技術を生かし、VECTOR 2 フォイルとネーミングされるfutures
が独自に考案したインサイドフォイルデザインをサイドフィンに採用することとなった

そしてフィンの性能を最大限に引き出す上で重要な素材については、今までに何十パターン
ものプロトタイプをテストし、トライ&エラーを繰り返す日々が続いた。
そして、やっとたどり着いた結論はカーボンファイバーとBAMBOO(竹)を組み合わせるという斬新な発想であった。  

BAMBOO ーすなわち竹という素材は優れた再生能力と旺盛な成長力を持つとして環境保護の
観点から注目されている。それは今回のコンセプトにベストマッチするマテ リアル。
しかも独特のフレックスパターン(しなり)は、ある一定の反発力が必要不可欠な
フィンの素材としてはこの上ない条件を持っていた。

BAMBOO の優れたフレックス特性を絶妙な硬さにコントロールするのは、
最先端の素材であるカーボンが最適で、そのカーボンを効果的な硬さが生まれるようなデザインにカット。
そしてカーボンは余分なレジンを吸収せず、驚異的な軽さに仕上がるといった特性も兼ね備えている。

二つの相反する素材を重ねたレイヤーから形成されるトーショナル フレックスパターン
と超軽量というフィンのコンセプトが、ターン中に潜在的なエネルギーを蓄え、
動的なスピードとなりパワーに変換されるーこれがロブの求めるライディングフィールにぴったりとかみ合った。

ロブは既にfutures からリリースされていたV2 Black stix 2.0-AM 1 を
何年も愛用しており、このように語っていた。

「僕がフィンのデザインをするにはとても良いタイミングだと思っていた。
かねてから愛用していたBlack stix が持つフレックスパターンが大好きで、
そのコンセプトを継承した僕自身が必要とするフィンを創りたいと考えていたんだ。
みんなも知っているとおり、僕はどちらかというと感覚的なタイプの人間なので、
今回のフィンも具体的に理論を交えた説明するのは苦手なんだけど、
とにかくライディング中のフィーリングが今までのフィンとは格段に違う。
本当にターンフィーリングが素晴らしいよ!」

futures のヘッドデザイナーでありfutures社のCEOでもあるヴィンス・ロンゴ氏は、こう語っている。

「今回、世界でもトップクラスの優れたサーファーであるロブと共に、このプロジェクト
に携わることができたことは、とてもエキサイティングで幸運 なことだと感じています。
Futuresブランドで彼のフィンをリリースできたことは、私のサーフィンライフ、
そしてビジネスライフの中でも、とても誇らしいエピソードの一つです。
なぜなら、そんな偉大なサーファーと一つの製品を開発できる。そんな貴重な経験は
一握りの人しか体験することができないからね!」

ロブのシグネチャーフィンはポリエステルの代わりにエポキシレジンを使用している。
このエポキシレジンの大きなメリットは硬さもさることながら、
より軽く弾力に優れるといった特性があり、VOC(揮発性有機物質)の放出が少ないという利点がある。

ロブ・マチャドのシグネチャーフィンは強度に優れ、軽量、スピード性といった要素を
維持しながら、エポキシレジンを採用し、環境に与えるダメージを最小限にとどめることに配慮している
まさにロブのサーフスタイルやライフスタイルを反映したシグネチャーモデルといえる。

FUTURES – ROB MACHADO SIGNATURE FIN from Futures Fins on Vimeo.

futuresに関する問い合わせ
マニューバーライン
http://www.maneuverline.co.jp

コメントなし

返事を書く