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ゴールドコーストと同じ顔合わせのファイナル、カリッサ対ステファニー。カリッサ・ムーア、ベルズ3連勝。今シーズン初戦から連勝スタートということになった。
いたって順当だったと思う。スコアメイクできる波の少ないベルズで、クオーターファイナルから先、ずっとペースセットができてたというか、波とのサイクルがあってた感じだったのがカリッサだった。
タラレバの話をすれば、もう少し波が来れば、ステファニーだったかもしれない。ファイナル後半は本当に波が来なかったから、ちょっと興ざめというか、勝った方も負けたほうも、何となく後味の悪い試合になってしまった。
カリッサ・ムーア
WSL / Cestari
ステファニー・ギルモア
WSL / Cestari
いいサーフィンをしたのはステファニーだったけど、勝ったのはカリッサという感じ。8.77というヒートのハイエストスコアを出していたステファニーに必要だったのは、わずか5.23。でも、その波が後半全くこなかった。
とにかくものすごく波運に左右された女子のファイナルデーだったと思う。
2年連続2位で、今年こそはの優勝を狙っていたタイラー・ライトも、クオーターでステファニーと対戦。事実上のファイナルでもおかしくない組合せになったこのヒートで、スタートから17分波を待ってビッグターンで8.50、しかしバックアップを揃える時間が足りなかった。ココ・ホーも9ポイントライドを持ちながら敗退。
2本目が間に合わないで負ける、というケースが多かったと思う。そんな中で、ずっとコンスタントに2本そろえていたのがカリッサだった。
カリッサ・ムーア
WSL / Cestari
ステファニー・ギルモア
WSL / Cestari
女子はちょっとカリッサとステファニーが頭ひとつサーフィンで抜けてると思う。波さえあれば負ける感じはしない。安定感抜群、カービングの完成度がだいぶ高い感じ。
今シーズンは間違いなくこのふたりを中心に回っていくんだと思う。
WSL / Cestari
次のオーストラリア3戦目、マーガレットリバーはとんでもないでかいスウェルが当たる予報。マーガレットリバー周辺の海域、予報チャート真っ赤な感じだ(笑)。ま、そうなったらなったで、このふたりがますます来るかな、と。マーガの波はレールワークが試される波なので。
余談だけどカリッサ、後姿の肩幅、セキュリティのおじさんと同じだったから。あ、タイラーも。トレーニングしてるな、かなり。
もうね、世界のサーフィンは男女差が超詰まってきてると思う。
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